エコプロダクツ大賞
地球・人間環境フォーラムでは、環境負荷の低減を目的としたすぐれた製品・サービスを表彰するエコプロダクツ大賞の実施に協力しています。 「エコプロダクツ大賞」は、すぐれたエコプロダクツを表彰することを通じて、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援し、わが国におけるエコプロダクツの開発・普及の促進を図るとともに、エコプロダクツに関する正確な情報を需要者サイド(事業者、消費者等)に広く伝えることを目的に、2004年から実施されているものです。
財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省の後援のもと、最もすぐれたエコプロダクツには後援各省の大臣賞(大賞)が授与されます。また、大賞に次いですぐれたエコプロダクツには、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)が授与されます。また、中小企業から応募されたエコプロダクツを対象に、審査委員長特別賞(奨励賞)が設けられています。
これまで実施されたエコプロダクツ大賞は、企業から高い関心を集め、毎回100件前後の応募があります。受賞者からは「受賞によって、受賞製品・サービスはもちろん、企業自体の知名度や認知度、ブランド価値が高まった」という声が多く寄せられており、受賞者に無償で提供しているロゴマークはテレビや新聞を始めとする広報媒体、CSRや環境報告書、店頭での広告などに広く利用されており、日本のエコプロダクツ普及に大きな役割を果たしていることがうかがえます。
近年では、韓国の環境団体との協力で、ガイドブックの翻訳などによって同国へのエコプロダクツの紹介も行っています。
このエコプロダクツ大賞の運営のため組織されたエコプロダクツ大賞推進協議会の事務局を当フォーラム内に設置、当フォーラムが中核となって大賞の実施を推進しています。
ガラスプレートの部分は、蛍光灯や水銀灯から回収した再生ガラスを使用。蛍光灯等は従来そのまま埋立て処分されていたが、水銀や蛍光パウダー、プラスチック、金属くず等を手作業で取り除くことでガラス原料としてリサイクルされている。また金属プレート部分は、酸化発色ステンレスを使用。一般的なカラーのステンレスには塗料 や染料等の化学物質が添加されているため、リサイクル時にそれらを取り除く作業が必要となるが、このプレートは染料添加の替わりにさまざまな色彩を生み出せる「酸化発色」技術を用いることで、剥離作業を不要にしリサイクル性を高めている