グローバルネット(月刊環境情報誌)
2016年10月(311号)
特集/再生可能エネルギーの普及における固体バイオマスの持続可能性とは?
2016年10月号表紙
|
2012年に固定価格買取制度(FIT)が開始して以来、再生可能エネルギー電力が増加しています。バイオマス発電についても、木質バイオマスを中心に、認定・導入ともに急増し、輸入バイオマスの需要が増えるなど、さまざまな課題が浮上しています。そこで本特集では、固体バイオマスの利用の現状と課題を概観し、さらに9月12日に東京で開かれたシンポジウム「固体バイオマスの持続可能性確保へ向けて〜英国の事例と日本の課題〜」での講演内容を紹介します
●目次
フロント
社会に根を下ろした草の根レベルの活動を 途上国の開発支援から環境保護の分野へ
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン事務局長
米田 祐子さん
特集/再生可能エネルギーの普及における固体バイオマスの持続可能性とは?
日本における固体バイオマス利用の現状と課題 |
自然エネルギー財団 上級研究員 相川 高信 |
|
持続可能な木質バイオマス発電に向けて | NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク 理事長 泊 みゆき |
|
シンポジウム 「固体バイオマスの持続可能性確保へ向けて〜英国の事例と日本の課題〜」より |
||
日本の再生可能エネルギー導入拡大とバイオマス発電 | 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課 課長補佐 吉野 欣臣さん |
|
日本の木質バイオマスガイドラインと欧州の環境基準 | 林業経済研究所 所長 藤原敬さん |
|
日本の木質バイオマス燃料の輸入状況 | 日本製紙連合会 常務理事 上河 潔さん |
|
英国におけるバイオマスの持続可能性基準 |
21世紀の新環境政策論〜人間と地球のための持続可能な経済とは
第18回/『限界費用ゼロ社会』の衝撃
(武蔵野大学教授、元環境省職員 一方井 誠治)
あすの環境と人間を考える〜アジアやアフリカで出会った人びとの暮らしから
第9回/「貧者の斧」から「賢者の斧」へ〜タンザニア南部の火入れ農耕をめぐって
(総合地球環境学研究所 田中 樹)
環境研究最前線〜つくば・国環研からのレポート
第24回/地球環境を測る宇宙の眼いぶき
(地球・人間環境フォーラム 織田 伸和)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第54回/消費者招いて「もち米の稲刈り体験交流」 〜味と安全安心を追求する和菓子会社のこだわり
広島市安芸区
矢野食品株式会社 代表取締役 玉本義忠さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
INSIDE CHINA 現地滞在レポート〜内側から見た中国最新環境事情
第38回/VOC汚染排出賦課金徴収の動き
(地球環境研究戦略機関(IGES)北京事務所長 小柳 秀明/研究員 黄 堅)
フォーラム随想
過去との向き合い
(地球・人間環境フォーラム理事長 炭谷 茂)
日本環境ジャーナリストの会からのメッセージ〜日本環境ジャーナリストの会のページ
環境の現場を伝える魅力とむずかしさ
(クリエイトブックス代表、日本環境ジャーナリストの会理事 岡山 泰史)
環境条約シリーズ
295 IUCNの総会に当たる世界自然保護会議の第6回会合
(前・上智大学教授 磯崎 博司)
財団だより
SUSPONのWEBサイトが完成しました
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。