グローバルネット(月刊環境情報誌)
2016年7月(308号)
特集/魚食大国日本に求められる水産資源管理とは?
2016年7月号表紙
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日本は魚食大国です。しかし、近年ではマグロやウナギなどの身近な食材が絶滅危惧種に指定されるなど、漁業資源の減少は深刻ですが、その危機的状況は消費者にはなかなか伝わっていません。本誌では9月号から、水産資源を持続可能に利用し、魚食文化を未来の世代に残すための水産資源管理ついて連載を始めます。それに先駆け、日本の水産業の現状と課題について、最新のデータや現場の声をご紹介します。
●目次
フロント
クロマグロを増やしたい!漁師が産卵期の禁漁を呼び掛け
中村 稔さん(壱岐市マグロ資源を考える会 会長)
深刻な世界の漁業資源〜日本の対応は遅れがち | 共同通信社 編集・論説委員 井田 徹治 |
データで見る日本の水産業の課題 |
東京海洋大学 産学・地域連携推進機構 勝川 俊雄 |
マグロ屋からのメッセージ〜おいしいマグロを食べ続けるために | マグロ仲卸「鈴与」、シーフードスマート代表理事 生田 與克 |
ホットレポート
雪の作家と風土〜真夏に高田宏さんを偲ぶ〜
(エッセイスト 乳井 昌史)
USA初サステナブル社会への道〜NYから見たアメリカ最新事情
第7回 米国のごみリサイクル事情
(FBCサステナブルソリューションズ代表 田中 めぐみ)
21世紀の新環境政策論〜人間と地球のための持続可能な経済とは
第15回 地球規模での2℃目標は達成可能〜グローバル・カリキュレーターのメッセージ
(京都大学名誉教授 松下和夫)
世界のこんなところで頑張ってる!〜公益信託地球環境日本基金が応援する団体
第16回 アマゾン河岸林の生態系と持続可能な開発
(地球と未来の環境基金 理事長 古瀬 繁範)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第51回/後継者育てる県立農業技術大学校〜体験型の「プロジェクト学習」で実践力
庄原市(しょうばらし)
広島県立農業技術大学校 校長 國西修司(くにし・しゅうじ)さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
フォーラム随想
ロコモとの戦い
(
地球・人間環境フォーラム理事長 炭谷 茂)
NSCニュース
No.102/2016年5月 日本企業はESGをどう認識しえちるか?(下)
(ニッセイ基礎研究所、NSC幹事 川村 雅彦)
環境条約シリーズ292
水俣条約に即して作成された日本の水銀排出基準
(前・上智大学教授 磯崎 博司)
環境の本
アイヌプリの原野へ―響きあう神々の謡
国際資源管理認証―エコラベルがつなぐグローバルとローカル
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。