グローバルネット(月刊環境情報誌)
2016年6月(307号)
特集/シンポジウム報告 人間と地球のための経済―経済学は救いとなるか?
宇沢弘文教授 メモリアル・シンポジウム
2016年6月号表紙
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故・宇沢弘文東京大学名誉教授の追悼シンポジウムが3月16日、国連大学で開かれました(主催:宇沢国際学館)。
宇沢氏の教え子で、2001年にノーベル経済学賞を受賞したコロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授の基調講演、ゆかりの人たちによる講演やパネルディスカッションの要旨を紹介します。
要旨の作成にあたっては(株)東洋経済新報社のご協力をいただきました。
●目次
フロント
「地球をハグして地球を大切にしよう」気候変動問題の解決を訴える「地球人間・アースマン」
国際環境NGO 350.org Japan フィールドオーガナイザー
清水イアンさん
特集/シンポジウム報告 人間と地球のための経済―経済学は救いとなるか?
宇沢弘文教授 メモリアル・シンポジウム
宇沢弘文教授 メモリアル・シンポジウム
基調講演 グローバリゼーションと地球の限界下における持続可能な経済と社会 |
コロンビア大学教授ジョセフ・スティグリッツさん |
経済学と人間の心:宇沢教授が持続可能な未来に遺したもの |
京都大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関シニアフェロー 松下 和夫さん |
パネルディスカッション 人間と地球のための経済 |
コーディネーター: 竹本和彦さんさん(国連大学サステイナビリティ高等研究所所長) パネリスト: ジョセフ・スティグリッツさん(コロンビア大学教授) 宇沢達さん(名古屋大学大学院教授) 松下和夫さん(京都大学名誉教授) |
ホットレポート
日本の新たな違法伐採対策法とその課題
( 地球・人間環境フォーラム 飯沼 佐代子)
あすの環境と人間を考える〜アジアやアフリカで出会った人びとの暮らしから
第7回/まざまな発見と工夫が暮らしや環境を変える―ベトナム中部での小規模な養豚を事例に
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環境研究最前線〜つくば・国環研からのレポート
第22回/使用済み電池の回収と安全性
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〜地産地消の食事宅配、代金は農産物と物々交換も
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特定非営利活動法人「地域再生プロジェクト」代表理事 水本 毅さん
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フォーラム随想
地下鉄のアナウンス
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「北の国」で感じる気候変動の現実
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環境条約シリーズ291
海洋汚染防止法の下で、CO2の海底下地層への貯留許可が初申請
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環境の本
水の未来―グローバルリスクと日本
著●沖 大幹
市民版環境白書 グリーン・ウォッチ
編著●グリーン連合
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。