グローバルネット(月刊環境情報誌)
2016年3月(304号)
特集/シンポジウム報告 地域から考える気候変動問題 in 熊本〜将来の影響に「適応」するために
政府は昨年11月末に「気候変動の影響への適応計画」を閣議決定しました。気候変動への適応策を強化し、地域の特性に踏まえた対策を講じることが重要です。
気候変動問題を考えるシンポジウムが、熊本市で1月に開催されました(主催:環境省、共催:熊本県)。気候変動による影響と適応、そして近年九州地方でも増えている大雨による水害とその対策に関する講演とパネルディスカッションの内容を紹介します。
●目次
フロント
世界の温室効果ガス排出量の算定方法を開発する部門の共同議長に選任
田邉 清人(たなべ きよと)さん
(気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリ―タスクフォース共同議長)
特集/シンポジウム報告
地域から考える気候変動問題 in 熊本〜将来の影響に「適応」するために
地域から考える気候変動問題 in 熊本〜将来の影響に「適応」するために
気候変動による影響と適応について | 環境省 地球環境局研究調査室 千々松 聡さん |
地球温暖化と水害、その対策 |
九州大学名誉教授 小松 利光さん |
トークセッション& パネルディスカッション |
コーディネーター: 平石 尹彦さん (地球環境戦略研究機関参与/前IPCCインベントリタスクフォース共同議長) パネリスト: 田中 律子さん (女優/NPO法人アクアプラネット理事長) 小松 利光さん (九州大学名誉教授) 田邉 裕正さん (くまもと温暖化対策センター理事長) 栗原 めぐみさん (熊本放送 気象キャスター) 河野 ひかりさん (熊本県立済々黌高等学校2年生) 藤井 麻衣さん (環境省 地球環境局総務課研究調査室) |
ホットレポート
東京62市区町村の環境対策・温暖化対策の動き
(環境コミュニケーションプランナー 森 高一)
USA初サステナブル社会への道〜NYから見たアメリカ最新事情
第5回 揺れ始めた、米クリーンパワープランの行方
(FBCサステナブルソリューションズ代表 田中 めぐみ)
21世紀の新環境政策論〜人間と地球のための持続可能な経済とは
第12回 人口が減少していく中でどのように持続可能性を確保するか
(千葉大学教授 倉阪 秀史)
世界のこんなところで頑張ってる!〜公益信託地球環境日本基金が応援する団体
第14回 成功の植林がアブラヤシ開発で大火災
(ウータン・森と生活を考る会 西岡 良夫)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第47回/地域農業を支える焼酎づくり 県内産サツマイモを個性ある味に
廿日市市桜尾
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
フォーラム随想
フランシスコ教皇賛
(日本エッセイスト・クラブ常務理事 森脇 逸男)
NSCニュース
No.100/2016年3月 ニッポンハムグループにおける環境への取り組み
(日本ハム株式会社コーポレート本部CSR推進部)
環境条約シリーズ288
食料および農業のための植物遺伝資源に関する国際条約ITPGRFA
(前・上智大学教授 磯崎 博司)
環境の本
北をめざして―動物たちの大旅行
作●ニック・ドーソン
絵●パトリック・ベンソン
訳●井田徹治
「広島県の農業を知るとカープを応援したくなる」
著●吉田光宏
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。