グローバルネット(月刊環境情報誌)
2015年12月(301号)
特集:
WISE FORUM 2015報告
幸せな未来を創造する〜国産材とビジネス
「森林を壊さない木材利用=フェアウッド」の調達100%、国産材使用50%以上を実現している株式会社ワイス・ワイスと、フェアウッドの利用促進活動を展開しているフェアウッド・パートナーズ(当財団と国際環境NGO FoE Japanが運営)主催の「WISE FORUM 2015」が10月23日、東京・国連大学で開催されました。
国産材を使った多面的な事業の現状と可能性について、基調講演と事例報告の概要を特集しました。
※本フォーラムの結果概要と講演資料はワイス・ワイスのWEBサイトで公開されています。是非こちらもご覧ください。
●目次
フロント(話題と人)
気候変動についての人びとの関心を高めるために奔走するユニークな気象キャスター
ベルギー VTMニュース 気象キャスター
ジル・ピータースさん
幸せな未来を創造する〜国産材とビジネス
基調講演 | |
自然資本×ソーシャルビジネス=国産材 | 株式会社大和総研 調査本部主席研究員、NPO法人 社会的責任投資フォーラム共同代表理事 河口真理子さん |
今来ている国産材 事例:国産材ビジネスの今と可能性 | |
事例1 企業と地域と人をつなぐスギダラケ倶楽部 |
パワープレイス株式会社 シニアディレクター、日本全国スギダラケ倶楽部共同設立者 若杉浩一さん |
事例2 木造都市への挑戦〜木造建築を通して、都市(まち)に森をつくる |
株式会社シェルター 代表取締役 木村一義さん |
事例3 地域材を使って家具をつくる |
株式会社ワイス・ワイス 代表取締役 佐藤岳利さん |
事例4 雑貨・ギフトで地域材を使う |
一般社団法人 モア・トゥリーズ 事務局長 水谷伸吉さん |
ホットレポート
消滅の危機に立つアラル海を行く
(千葉商科大学政策情報学部名誉教授 三橋 規宏)
あすの環境と人間を考える〜アジアやアフリカで出会った人びとの暮らしから
第4回/タダから始める家畜飼養−南インド、タミル・ナードゥ州の事例
(総合地球環境学研究所 宮嵜 英寿)
21世紀の新環境政策論〜人間と地球のための経済とは
第9回/新古典派経済学から制度主義へ
(千葉大学教授 倉阪 秀史)
環境研究最前線〜つくば・国環研からのレポート
第19回/奄美大島のマングース防除事業〜根絶の可能性と在来種への影響評価
(地球・人間環境フォーラム 湯本 康盛)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第44回/「農家養鶏」にこだわった鶏卵生産〜発酵飼料や健康飼育で味と安心と
北広島町志路原(しじはら)
農事組合法人 石本農場理事
石本宏信さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
INSIDE CHINA 現地滞在レポート〜内側から見た中国最新環境事情
第35回/日中環境協力の戦略的宣伝効果
(地球環境研究戦略機関(IGES)北京事務所長 小柳 秀明)
フォーラム随想
若き哲学徒の死
(日本エッセイスト・クラブ常務理事 森脇 逸男)
日本環境ジャーナリストの会からのメッセージ
〜日本環境ジャーナリストの会のページ
気候変動を伝えること
(
NHKグローバルメディアサービス国際番組部ディレクター 小越 久美子)
環境条約シリーズ285
法的拘束力を有することになった北極海航路規制
(前・上智大学教授 磯崎 博司)
財団だより
固体バイオマスの持続可能性確保に関する調査研究・啓発活動を始めます
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。