グローバルネット(月刊環境情報誌)
2014年10月(287号)
特集/固定種・在来種に注目!〜おいしさだけじゃない、子供たちに伝えたい大切なこと
ある地域で長年、伝統的に栽培されている種を在来種、そのうちタネがとることのできる種を固定種と呼ぶ。しかし、私たちがふだん食している穀物、野菜や果物の多くは、今やF1種と呼ばれるものになっている。安心・安全な食に大きな関心を持っているように見える私たち都会の消費者が見落としている在来種・固定種。その重要性や意義、普及にあたっての課題について取り上げる。
●目次
フロント
人と自然の関わりにこだわり、失われた鳥猟と食文化の記憶を掘り起こす
今井友樹さん(記録映画監督)
特集/固定種・在来種に注目!〜おいしさだけじゃない、子供たちに伝えたい大切なこと
持続的な食料生産のために重要な種子を守るしくみ |
龍谷大学経済学部教授 西川 芳昭 |
種をつないでいこう!〜力強いおいしさの野菜を届ける旅する八百屋ができるまで | warmerwarmer代表 高橋 一也 |
無肥料自然栽培を広めるために | 小島農園 小島 直子 |
ホットレポート1
2050低炭素ナビ:2050年までのエネルギーと温室効果ガス排出量の道筋を描いてみよう
(地球環境戦略研究機関(IGES)気候変動とエネルギー領域上席研究員 田村 堅太郎)
ホットレポート2
祇園祭ごみゼロ大作戦〜日本三大祭にリユース食器導入!
(地域環境デザイン研究所ecotone 代表理事 太田 航平)
どう変わる!容器包装リサイクル法〜現状と課題を探る
第2回/プラスチック容器包装の分別排出をめぐる問題
(環境ジャーナリスト 服部 美佐子)
今、求められる真の自然資本経営〜自然の恵みを上手に使うために
第7回【最終回】:日本初「自然資本経営」(その3)
(環境・資源ジャーナリスト 京都大学経済学研究科特任教授 谷口 正次)
環境研究最前線〜つくば・国環研からのレポート
第12回/栄養塩分析からわかる地球環境問題
(地球・人間環境フォーラム 山村 純子)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第30回/最高級ブドウ「ピオーネ」産地育てる生産組合、40年で技術確立と市場開拓
三次市東酒屋町 農事組合法人三次ピオーネ生産組合 組合長理事 石田博人(いしだ・ひろと)さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
INSIDE CHINA 現地滞在レポート〜内側から見た中国最新環境事情
第28回/農村汚水処理の課題
(地球環境研究戦略機関(IGES)北京事務所長 小柳 秀明)
フォーラム随想
ホテルの選択
(地球・人間環境フォーラム理事長 炭谷 茂)
日本環境ジャーナリストの会のページ
環境報道の先進国を目指して
(日本環境ジャーナリストの会 副会長 金 哲洙)
環境条約シリーズ271
2011年12月に発効した国際熱帯木材協定(2006年協定)
(上智大学 磯崎 博司)
財団だより
災害時のリユース食器運用マニュアル2種類を作成
■毎回特集の中から1本の記事が緑のgooグローバルコラムに紹介されています。