グローバルネット(月刊環境情報誌)
2013年8月(273号)
特集:イベント報告 西アフリカの砂漠化対処に向けて
西アフリカの砂漠化を食い止めようと日本の大学やNGO、研究機関が活躍しています。
肥沃な土地が砂漠化に脅かされている現状とそれに対する、レジリエンス(回復力)の強化、
対処技術の開発や普及について、6月2日に横浜で開催されたTICAD V 公式サイドイベントで報告されました。
そこで報告された四つの事例に、イベント開催趣旨を新たに加えたものを紹介します。
●目次
フロント
コンゴ民主共和国でアルティメット普及を通じて平和構築に取り組む
−大川晴さん(慶応義塾大学4年生/コンゴ民主共和国アルティメットナショナルチーム代表監督)
西アフリカの砂漠化対処に向けて アフリカにおける砂漠化対処の重要性 |
地球・人間環境フォーラム 中村 洋 |
渇く大地から未来を守れ−土地劣化ゼロの世界を目指して 地球・人間環境フォーラム | 砂漠化対処条約事務局長 ルック・ニャカジャさん |
アフリカ半乾燥地域における気候・生態系変動の予測・影響評価と統合的レジリエンス強化戦略の構築 | 国連大学上級副学長/東京大学IR3S機構長 武内和彦さん |
砂漠化対処技術移転の試み | 地球・人間環境フォーラム 瀬戸進一 |
西アフリカ・サヘル地域の農耕地の生産性の向上と砂漠化対処を同時成立させる実践技術の設計と実証 | 総合地球環境学研究所 田中樹さん |
未来につなげる食と農〜世界の持続可能な農業
第3回/キューバのアグロエコロジーの経験から学ぶこと
(AMネット代表理事、アジア農民交流センター世話人 松平 尚也、耕し歌プロジェクト 山本 奈美)
環境研究最前線〜つくば・国環研からのレポート
第5回/地球環境モニタリングステーション〜地球環境を日本の両端から見つめる
(地球・人間環境フォーラム 織田 伸和)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第16回/生産者応援の青空市場「港マルシェ」
消費者と対面で新鮮野菜&加工品を販売―
広島県広島市南区
NPO法人まちづくりコミュニティデザイン研究所理事 諏訪 修三さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
INSIDE CHINA 現地滞在レポート〜内側から見た中国最新環境事情
第21回/大気汚染防止対策10の措置発表
(地球環境研究戦略機関(IGES)北京事務所長 小柳 秀明)
フォーラム随想
セカンド・オピニオンという仕組み
(元国立環境研究所所長 大井 玄)
日本環境ジャーナリストの会のページ
外来生物放流の影響は、伝えられているか
(
フリーランスライター 中居 惠子)
環境条約シリーズ257
三つの条約の連携・協力促進が話された拡大合同締約国会議
(上智大学 磯崎 博司)
財団だより
フェアウッドカフェで木材利用ポイントを活用できます
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。