グローバルネット(月刊環境情報誌)
2013年5月(270号)
特集:シンポジウム報告 自然資本経営を考える〜自然を消耗する時代から、経営する時代へ
人間は、自然が作り出した資本(自然資本)を当たり前のように享受してきましたが、自然資本の価値を評価し、戦略的に活用していこうという動きが世界的に始まっています。シンポジウム「自然資本経営を考える〜自然を消耗する時代から、経営する時代へ〜」が4月13日に京都にて開催されました。基調講演を含む二人の講演内容の要旨とシンポジウムのまとめを紹介します。
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●目次
フロント
自社製品でフェアウッド100%を実現〜人をつなぐ家具づくりで安心を届ける
−佐藤 岳利さん(株式会社ワイスワイス 代表取締役社長)
特集/シンポジウム報告 自然資本経営を考える〜自然を消耗する時代から、経営する時代へ
裏切られた発展 |
カリフォルニア大学バークレー校教授 リチャード・B・ノーガードさん |
森里海連環と自然資本経営 | 公益財団法人国際高等研究所チーフリサーチフェロー、京都大学名誉教授 田中 克さん |
「自然資本経営を考える」京都シンポジウムを終えて | 資源・環境ジャーナリスト 谷口 正次 |
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第13回/小松菜栽培で新規参入しバジルへ拡大〜加工品でレストランや酢メーカーと協働
広島市安佐南区沼田町 ルンビニ農園代表 今田典彦さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
風土から見えるもの〜人の暮らしが作る環境と文化
第8回/大分県・国東半島
(写真家 石川 直樹)
地球の未来を支える子供たちへの環境教育
第7回/獨協中学・高等学校における環境教育(1)
(世界子孫代理人会副会長、獨協医科大学名誉教授 永井 伸一)
持続可能な未来へ〜環境先進国・北欧スウェーデン事情
第9回【最終回】/スウェーデンの環境教育(2)――全国規模の環境教育推進プロジェクト”Com-U”
(翻訳家 田原 由美子)
バングラデシュ物語〜経済成長と環境・社会の歪みの狭間で
第10回/この街のごみは誰の手で、どこに向かうのだろうか?(その1)
(世界銀行ダッカ事務所 国別援助戦略・成果管理 業務担当官 池田 洋一郎)
日本再生 農の力で日本を元気に!
第19回/いのちを育む農体験と"食の正義"〜親子で楽しむ野菜づくり
(銀座ミツバチプロジェクト理事長、アグリクリエイト取締役東京支店長 高安 和夫)
フォーラム随想
医療制度における原理的差異
(元国立環境研究所所長 大井 玄)
NSCニュース
No.83 2013年5月 「水と生きる」企業として
(サントリーホールディングス CSR推進部 伊東博之)
環境条約シリーズ254
大規模海洋生態系の保全と利用に関するベンゲラ海流条約への著名
(上智大学 磯崎 博司)
環境の本
脱原発から、その先へ〜ドイツの市民エネルギー革命 著●今泉みね子
京都環境学〜宗教性とエコロジー 【編】早稲田環境塾(代表・原剛)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。