グローバルネット(月刊環境情報誌)
2012年8月(261号)
特集:シンポジウム報告 震災復興と国立環境研究所の取り組み
東日本大震災から1年以上が経過し、被災地の復旧・復興が進められている中、国立環境研究所では、これまでの環境研究の成果を活かした取り組みを行っています。6月に国立環境研究所が主催した公開シンポジウムでは、災害に立ち向かう環境研究の最新の成果が報告されました。その一部を特集します。
●目次
フロント
ソーシャルビジネスを提唱するバングラデシュのムハマド・ユヌスさん
特集:シンポジウム報告 震災復興と国立環境研究所の取り組み
廃棄物と放射能問題のこれまでとこれから〜研究所での取り組みを中心に | 国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター 大迫 政浩さん |
災害廃棄物および放射性物質汚染廃棄物の焼却処理に関する課題への対応 | 国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター 倉持 秀敏さん |
放射性物質の環境中の挙動を追う〜多媒体(マルチメディア)モデルの開発と応用 | 国立環境研究所環境リスク研究センター 鈴木 規之さん |
宮城県内津波被災地における長期的環境モニタリング | 国立環境研究所環境健康研究センター 中山 祥嗣さん |
環境にやさしく情勢変化にも強い都市に向けて〜資源の有効利用の視点から | 国立環境研究所社会環境システム研究センター 藤井 実さん |
震災後の東日本沿岸域の海水と二枚貝中の放射性物質 〜環境試料タイムカプセルを開いてみると | 国立環境研究所環境計測研究センター 田中 敦さん |
東日本大震災後のエコチル調査の進捗状況 | 国立環境研究所環境健康研究センター 道川 武紘さん、新田 裕史さん |
ホットレポート1
使用済み製品のリユースは進むのか(その1)
中古家電の国外輸出の規制強化に反発するリユース業者
(環境ジャーナリスト 服部 美佐子)
ホットレポート2
粉炭製造が地球も限界集落も救う〜益田市でバイオマス炭化炉体験セミナー
( ジャーナリスト 吉田 光宏)
日本の農業は生き残れるのか 広島県からの報告
第4回/観光農園を核に「農業と地域を元気に」〜三次市 フルーツの森 平田観光農園代表取締役会長平田克明さん
(ジャーナリスト 吉田 光宏)
ランドラッシュ〜世界の農地はいま
第3回/ランドラッシュが深化させる社会紛争
( 開発と権利のための行動センター 青西 靖夫)
バングラディシュ物語〜経済成長と環境・社会の歪みの狭間で
第4回/バングラデシュの農村に電気は届くのか?
(世界銀行ダッカ事務所 国別援助戦略・成果管理 業務担当官 池田 洋一郎)
INSIDE CHINA 現地滞在レポート〜内側から見た中国最新環境事情
第15回/第12次5ヵ年計画初年度の成果
(地球環境研究戦略機関(IGES)北京事務所長 小柳 秀明)
フォーラム随想
オバマ医療改革法合憲判決
(元国立環境研究所所長 大井 玄)
日本環境ジャーナリストの会のページ
「もったいない」の精神で省エネを
( 日刊工業新聞論説委員 山崎 和雄)
環境の本
『資源保全の資源保全の環境人類学〜インドネシア山村の野生動物利用・管理の民族誌』
著●笹岡 正俊
『日本経済復活、最後のチャンス〜変化恐怖症を脱して「3K立国」へ』
著●三橋 規宏
環境条約シリーズ245
世界的大流行インフルエンザの生物検体の共有のために定められたSMTA2
(上智大学 磯崎 博司)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。