グローバルネット(月刊環境情報誌)
2012年3月(256号)
特集:シンポジウム報告 海外農地投資の現状とバイオマスの持続可能な利用
近年、ランドラッシュあるいはランドグラビングと呼ばれる海外土地投資の問題が、国連などの報告書で扱われたりと、世界的に大きくクローズアップされています。シンポジウム「海外農地投資(ランドラッシュ)の現状とバイオマスの持続可能な利用〜日本は今後、どう対応すべきか」を2012年1月に開催しました。その内容を紹介します。
●目次
フロント
バイオエタノール事業による土地収奪に日本企業の積極的な対応を求めるイザベラ州農民組織代表ドミエ・ヤダオさん
特集:シンポジウム報告 海外農地投資の現状とバイオマスの持続可能な利用
海外農地投資とバイオマスの関係について |
バイオマス産業社会ネットワーク理事長 泊 みゆきさん |
商品化される農地〜農地収奪がもたらす人権問題と国際社会の対応 | FIANインターナショナル ソフィア・モンサルベ・スアレスさん |
農林業における持続可能性と現在進行する大規模土地集積の問題点 | 近畿大学教授 池上 甲一さん |
フィリピンにおける日本企業が関わる事例紹介〜イサベラ州・バイオエタノール製造・電力供給事業 | 国際環境NGO FoE Japan 波多江 秀枝さん |
責任ある農業投資イニシアティブ(RAI)について | 外務省経済局経済安全保障課 岩間 哲士さん |
バイオ燃料導入に係る持続可能性基準等に関する検討について | 経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部政策課 渡辺 信彦さん |
風土から見えるもの〜人の暮らしがつくる環境と文化
第2回/ベナン共和国・ガンビエ
(写真家 石川 直樹)
持続可能な未来へ〜環境先進国・北欧スウェーデン事情
第2回/日常生活におけるエコ〜オーガニック食品
(翻訳家 田原 由美子)
日本再生 農の力で日本を元気に!
第12回/新潟の仲間たち〜トキ×ミツバチ応援プロジェクト
(銀座ミツバチプロジェクト理事長、アグリクリエイト取締役東京支店長 高安 和夫)
容器包装リサイクルの光と影
【最終回】第15回/どうすれば効率的なリサイクルが進むか
(環境ジャーナリスト 服部 美佐子)
フォーラム随想
爆発するかベテルギウス
(元読売新聞論説委員 森脇 逸男)
NSCニュース
No.76/NECの環境経営を支える環境経営キーマン
(NEC環境推進部 鹿島 崇宏)
財団だより
第15回コミュニケーション大賞受賞作品決定
環境条約シリーズ240
12ヵ所に指定が拡大した とくに脆弱な海域を保護するPSSA制度
(上智大学 磯崎 博司)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。