生物多様性
連続セミナー「人々の生物多様性」
第5回:映像で見るメコン〜生物多様性と人びとのくらし、開発
第5回は、映像を通して東南アジアの大河メコン流域の暮らしと自然のつながり、そして「開発」を考えてみます。
メコン・ウォッチは活動の中でタイやラオスの自然とそれを利用する人びとの暮らしを映像で記録し、その一部を資料としてまとめています。また、ラオスでは地元のテレビ局と協力し、資源利用や環境に関するラオス国内向けのドキュメンタリー制作をお手伝いしています。
それらの映像についてメコン・ウォッチの木口由香が、撮影の目的や背景などを解説、皆様と一緒に観賞します。
●日 時 |
2010年1月12日(火) 18:00〜20:30 (夕方開催です。ご注意ください) |
●場 所 |
環境パートナーシップオフィス(EPO) 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F 最寄り駅: 地下鉄表参道駅出口B2(銀座線、半蔵門線、千代田線)から徒歩5分。渋谷駅から徒歩10分。国連大学右隣り。青山ブックセンターのある建物のB2階、青山通りをはさんだ向かいには青山学院大学。 |
●参加費 |
1,000円(主催団体の会員およびサポーター、協力団体のスタッフおよび会員は無料) 事前登録必要 |
●プログラム(予定)
◆解説:メコン流域での人々の自然利用について ◆映像上映−タイ・ラオス「森を食べる、川を食べる」メコン・ウォッチ制作(10分) 東北タイやラオス南部の森では、雨季に様々なキノコが採取されている。キノコは食料やローカルなマーケットでの商品として流通する。川も漁業や農業に利用され、魚は特に重要な食料となっている。乾季に水位が下がるメコン河流域では、河岸が畑となり様々な生業が行われている。 ◆映像上映−ラオス「水の中の宝(ルアンパバンの川海苔」ルアンパバン県TV局制作(15分) メコン河は中国に源流を発し、ビルマ、ラオス、タイそしてカンボジアを通りベトナムで海にそそぐ国際河川である。ラオス北部のルアンパバンでは、乾季、メコン河や支流のカン川で川海苔の採取が盛んに行われている。これは人びとの食に欠かせないものであるだけでなく、地域に大きな現金収入ももたらしている。この川海苔が生えるためには、川の水が冷たく澄んでいることが必要だ。しかし、近年のメコン河上流でのダム開発によって、河の生態系は変化し、川海苔にも影響を及ぼし始めている。 ◆映像上映−ラオス「パデーク(パクセーの魚と人々)」チャンパサック県TV局制作(10分) チャンパサック県を流れるメコン河の魚は季節ごとに大きく回遊する。シーパンドン(4千の島)と呼ばれるメコン河の島々に住む人々は、長年培ってきた技術によりたくみにその魚を捕らえる。一度に大量に採れる魚で、人びとはパデークと呼ばれる発酵食品を作る。長く保存でき、調味料にも副食にもなるパデークはラオスに人びとの日常生活に欠かせない主要な蛋白源でもある。急流の多いシーパンドンで、乾季に上流に向かう魚はフーサホンという水路だけを通ることができる。だが、そこにはダム建設の計画が持ち上がり、豊かな水産資源と人々の未来に影を落としている。 ●コメンテーター:(予定)あん・まくどなるどさん(国連大学高等研究所オペレーティング・ユニット所長) |
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※プログラムの内容は予告なく変更されることがあります。ご了承ください。 | |
●お申し込み 申し込みフォームをご利用になるか(推奨)、下記ご記入の上、地球・人間環境フォーラムまで、E-mailまたは ファックス(03-3813-9737)でご送付ください。 ・ ご氏名/ご所属(会社名など) / 部署: ・ Tel: ・ Fax: ・ E-mail: ・希望する回:(例:第5回 等) |
※ セミナーの結果を踏まえた、「人々の生物多様性に関する市民社会からのメッセージ」の策定を検討。 |
●主 催:国際環境NGO FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、メコン・ウォッチ
●協 力:IUCN日本委員会、WWFジャパン アース・ビジョン組織委員会、アジア太平洋資料センター(PARC) 、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、環境を考える経済人の会21(B-LIFE21)、国際青年環境NGO A SEED JAPAN、気候ネットワーク、コンサベーション・インターナショナル、サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC) 、サステナビリティ日本フォーラム 、市民外交センター、社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)、生物多様性条約(CBD)市民ネットワーク、日本環境ジャーナリストの会(JFEJ) 、日本国際ボランティアセンター、日本消費者連盟、 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS) 、フェアウッド・パートナーズ、ラムサール・ネットワーク日本
●問い合わせ先
・地球・人間環境フォーラム(担当:飯沼(いいぬま))
TEL.03-3813-9735 FAX.03-3813-9737
・国際環境NGO FoE Japan/メコン・ウォッチ(担当:満田(みつた))
TEL: 03-6907-7217 FAX: 03-6907-7219
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