グローバルネット(月刊環境情報誌)
2006年12月(193号)
特集:砂漠化地域に生きる人びとと日本の貢献〜砂漠と砂漠化に関する国際年
今年は国連の「砂漠と砂漠化に関する国際年」でした。砂漠のない日本では関心がいまひとつ高まらないテーマですが、海外援助のあり方を問い直す大きな課題を残しています。
●目次
フロント
アジア開発銀行初代コンプライアンス審査委員会委員長オーガスティヌス・ルマンサラさん
特集:砂漠化地域に生きる人びとと日本の貢献〜砂漠と砂漠化に関する国際年
乾燥地の生態系の理解と砂漠化防止に向けた日本の役割
(武内 和彦/東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
現地に根づく支援のあり方〜援助側の期待と地域住民の意識の共有を
(野田 直人/有限会社人の森代表取締役 )
木を植えることができる生活づくり〜[緑のサヘル」の砂漠化防止活動
(菅川 拓也/緑のサヘル事務局長)
地域住民の自発性・自立性を育む支援〜パラグアイでの土壌侵食防止技術と普及
(大上 安定/緑資源機構海外事業部農村開発課専門役)
地域の人が「何をするかを決める」〜長期的な砂漠化防止プロセスの向上を目指して
(中村 洋/ (財)地球・人間環境フォーラム研究員)
川、開発、ひと 日本の経験 アジアの経験
第2回/サンロケダムは誰のための事業になったか(まさの あつこ/ジャーナリスト)
ホットレポート
クジラやアシカが暮らす森・南東アラスカ温帯雨林を訪ねて〜買い手が支える持続可能な森林管理
(坂本 有希/ (財)地球・人間環境フォーラム )
CSR in ASIA
第17回/中国のCSR最前線:SCMをどう実現するか
(足立 直樹/(財)地球・人間環境フォーラム客員研究員、(株)レスポンスアビリティ代表取締役)
エコプロダクツ大賞
第3回エコプロダクツ大賞エコプロダクツ、エコサービスで19件の表彰決まる
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第24回/「もったいない」を形にする「エコカンパニーえどがわ」制度〜小規模事業所も取り組みやすい環境マネジメントに向けて
( 迫田 孝一/ 江戸川区環境防災部環境推進課指導係、高木 嘉雄/特定非営利活動法人えどがわエコセンター事務局 )
メコンの水:開発と環境をめぐって〜タイ・チェンマイからの報告
第11回【最終回】/評価分かれるメコン河委員会(MRC)とメコン流域のこれから
(今村 真央/チェンマイ大学社会環境研究所研究員 )
フォーラム随想
正倉院展と雪舟展 (森脇 逸男/元読売新聞論説委員)
フェアウッド・トレンドニュース Vol.24
ボルネオ島に住む先住民の暮らし〜カリマンタンのダヤックの村を訪ねて(その1)
( 三柴 淳一/国際環境NGO FoE Japan森林プログラム )
海を越える環境パートナーシップ:進化する国際環境協力のかたち
第9回/現地に適した技術でごみ減らし〜インドネシア・スラバヤで広がる「TAKAKURA METHOD」
( 高倉 弘二/ (株)ジェイペック若松環境研究所所長代理、石田 哲也/(財)北九州国際技術協力協会KITA環境協力センター課長)
環境人名簿
「な」(その2) (下川 耿史/風俗史家)
財団だより
リユースカップ報告書まとまりました
環境条約シリーズ
第177回/社会にとっての文化遺産の価値を反映したヨーロッパ文化遺産枠組み条約
(磯崎 博司/明治学院大学)
ローカルニュース抄録
2006年11月 CIDOプロ
研究現場から 地球環境研究センターシリーズ62
霞ヶ浦モニタリングの30年〜長期観測からわかること
(藤沼 康実/国立環境研究所地球環境研究センター )
日本環境ジャーナリストの会のページ
エコ贔(村田 加壽子/日本環境ジャーナリストの会理事)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。