グローバルネット(月刊環境情報誌)
2006年8月(189号)
特集:食の持続可能性〜持続可能な原材料調達連続セミナーより
日本人の食卓をにぎわすさまざまな食材は、海外の生産現場で環境や社会にいろいろな負の影響を与えています。複雑なサプライチェーンに阻まれて、私たち消費者には実態が見えにくくなっていますが事態は深刻です。持続可能な原材料の調達を考えるセミナーから「食」についての特集です。
●目次
フロント
国際環境NGO FoE Japanの代表理事に就任した藤田慶喜さん
特集:食の持続可能性〜持続可能な原材料調達連続セミナーより
食卓から見た生物多様性
(足立 直樹/地球・人間環境フォーラム客員研究員、海SR経営研究所)
世界の海で今、何が?〜深刻化する漁業資源の減少
(井田 徹治/共同通信社科学部)
パーム油と大豆油〜生産地における環境社会影響
(満田 夏花/地球・人間環境フォーラム主任研究員)
特集+1/バイオ燃料への教訓〜ブラジルの森林開発の歴史から
(福代 孝良/バイオマス産業社会ネットワーク理事、東京大学林政研究室博士課程)
ホットレポート
ブルーノは死んだ ドイツ野生ヒグマ狂想曲 (今泉 みねこ/フリージャーナリスト、翻訳家)
CSR in ASIA番外編
インタビュー:グローバル企業の人権侵害を法廷で糾す−日本企業へのメッセージ
国際労働権利基金(ILRF)代表のテリー・コリングワースさんに聞く
データでみる環境
No48 世界中の資源に依存する日本の「食」〜主要な魚介類・肉類・穀物の輸入先
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第20回/すべての事業に環境配慮を!〜計画的な環境配慮と市民の目線で行う環境影響評価
(若尾 浩好/岐阜県多治見市環境課環境保全グループ)
メコンの水 開発と環境をめぐって〜タイ・チェンマイからの報告
メコン川の水運利用(その4)(今村 真央/チェンマイ大学社会環境研究所研究員)
フォーラム随想
初めての吟行・句会(森脇 逸男/元読売新聞論説委員)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol20 動き出した政府の木材グリーン調達〜業界はどう対応しているのか
(フェアウッド・キャンペーン事務局)
進化する国際環境協力の形 海を越える環境パートナーシップ
森は誰のものか?−ラオスの共有林管理をめぐる問題
(名村 隆行/日本国際ボランティアセンター(JVC)ラオス事務所代表)
環境人名簿
「つ」(その2)、「て」(その1) (下川 耿史/風俗史家)
財団だより
「CSR in Asia」2006年版発行しました
環境条約シリーズ
第173回/国籍・地位の有無に関わりなく会場救助義務が追加されたSOLASとSAR
(磯崎 博司/明治学院大学)
ローカルニュース抄録
2006年7月 CIDOプロ
研究現場から
地球環境研究センターシリーズ60/サイエンスキャンプ−次代を担う青少年が最先端の科学を体験 (藤沼 康実/(独)国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官)
日本環境ジャーナリストの会のページ
「懐かしい未来」が「遠くない未来」に (水口 哲/博報堂ディレクター)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。