グローバルネット(月刊環境情報誌)
2006年5月(186号)
特集:原材料調達における「持続可能性」とは?
日本に輸入される食品やパーム油などの植物油脂、木材、鉱物資源は、輸出国で環境破壊や低賃金労働などの人権侵害を起こしていないだろうか―。こうした問題意識から近年、森林や漁業の認証制度や持続可能性の基準作りが始まっている。今月号は環境に配慮した原材料調達のあり方を特集した。
◆目次◆
●フロント
モンゴルエコフォーラムを立ち上げた中川 道子さん
●特集:原材料調達における「持続可能性」とは?
・川上から川下までステークホルダーが集い持続可能なパーム油のための基本方 針を作成 グローバルネット編集部
・バイオ燃料輸入に潜む落とし穴〜より持続的なバイオマス利用促進を
泊 みゆき/バイオマス産業社会ネットワーク
・鉱物資源をめぐる攻防 グローバルネット編集部
・特集+1 アムールヒョウの生息地を脅かすシベリア−太平洋石油パイプライン計画
清水 規子/国際環境NGO FoE Japan
●ホットレポート@
容リ法改正でゆれるゴミ行政(その3) 混迷するプラスチック容器包装のリサイクル
服部 美佐子/環境問題フリーライター
●CSR in ASIA
第10回/アジアにおけるCSRの取り組み最新情報−アジアCSR会議の話題から
足立 直樹/(財)地球・人間環境フォーラム、海SR経営研究所取締役
●ホットレポートA
メコン川流域国における環境情報の開示 中国・ベトナムの制度改正の持つ意味
松本 悟、大澤 香織/メコン・ウォッチ
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第17回/サワガニやホタルがすめる環境、農村の多面的昨日を探る〜集落を縦横に流 れる水辺は子供たちを健やかに育む宝石箱
山田 禎夫/滋賀県甲良町総務課課長補佐
●GNスクエア
パーム油は「環境にやさしい」か "責任ある調達"をこそ打ち出すべき−ライオンCMをめぐ る議論から
満田 夏花/(財)地球・人間環境フォーラム主任研究員
●ガムランの国・インドネシアから
第25回/伝説の泥棒?「スマトラサイ」−体毛を持つ希少なサイの保護
ハリー・スルヤディ/環境ジャーナリスト
●フォーラム随想
安全とプライバシー 市川 惇信/元国立環境研究所所長
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.17/森林認証材を使った住宅造りへの取り組み 菊池建設(前編)
平田 心一/菊池建設渇c業部営業推進課
●環境人名簿
「た」(その5) (下川 耿史/風俗史家)
●環境の本
気候変動 +2℃ 山本 良一著 / ロハス・シティの夜明け 稲本 正著
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第170回/空白域の解消が急がれる渡り鳥条約
●ローカルニュース抄録
2006年4月(CIDOプロ)
●日本環境ジャーナリストの会のページ
「MOTTAINAI !」
芦崎 治/環境ジャーナリスト、日本環境ジャーナリストの会会長
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。