グローバルネット(月刊環境情報誌)
2006年4月(185号)
特集:生産履歴のわかる木材を使おう!
〜「フェアウッド建築セミナー2006」より
当フォーラムが国際環境NGO FoE Japanと展開している「フェアウッド・キャンペーン」では、住宅建築業やマイホーム購入者を対象に、木材製品や樹種ごとの原産地の森林についての情報を伝えようと「フェアウッド建築セミナー2006」を大阪、名古屋、東京で開催しました。今月号は、「育ちのわかる木材」として森林認証材や生産履歴の明らかな国産材を積極的に導入している住宅業界の取り組みを紹介します。
◆目次◆
●フロント
原生林地図を発表したグリーンピース・ジャパンの尾崎 由嘉さん
●特集:生産履歴のわかる木材を使おう!〜「フェアウッド建築セミナー2006」より
・原産地の環境リスクを考えて木材を選ぼう
中澤 健一/フェアウッド・キャンペーン事務局、国際環境NGO FoE Japan
・建築家の立場で木材を選ぶ〜全国の林産地との信頼関係を築いて
三澤 康彦/Ms建築設計事務所、MOKスクール代表
・地域の材・地域の人の手で自然素材の家造り〜森林管理から住宅建築まで地域 を挙げて分業する岐阜・加子母
中島 紀干/中島工務店代表取締役
・物語のある国産材の家を提供
阿部 一雄/阿部建設代表取締役社長
・国産材を積極的に活用〜住友林業の挑戦
鶴澤 靖彦/住友林業住宅本部資材物流部木材調達グループマネージャー
●ホットレポート
容リ法改正でゆれるゴミ行政(その2) 混迷するプラスチック容器包装のリサイクル
服部 美佐子/環境問題フリーライター
●EARTH VISION
第14回地球環境映像祭、本祭終わる〜大賞はパレスチナの「レインボー」に
●データで見る環境
47回/樹種の原産地での環境リスクをレーダーチャートで評価〜森林の見える木材ガイド
●GNスクエア
持続可能な漁業に向けた内外の動向−MSC認証と企業、NGOの取り組み
満田 夏花/(財)地球・人間環境フォーラム主任研究員
●CSR in Asia
第9 回/コミュニティ開発を重視したフィリピンのCSR−「開発と企業セミナー」より
桜井 典子/(財)地球・人間環境フォーラム
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第16回/高畠町の省エネキャンペーン〜泣いた(>_<) 笑った(^_^)笑エネエピソード
村上 奈美子/山形県高畠町住民生活課環境対策室
●メコンの水 開発と環境をめぐって〜タイ・チェンマイからの報告
第6回/メコン川の水運利用 その1
今村 真央/チェンマイ大学社会環境研究所研究員
●フォーラム随想
南極に行ってきた 森脇 逸男/元読売新聞論説委員
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.16/顔の見える山村 宮崎県諸塚村(その2)
矢房 孝広/宮崎県諸塚村企画課長補佐兼諸塚村産直住宅推進室事務局長
●海を越える環境パートナーシップ 進化する国際環境のかたち
第6回/まずはモチベーション形成から−J-Greenによるパラグアイ実証モデル
大上 安定/緑資源機構海外事業部農村開発課専門役
●環境人名簿
「た」(その4) (下川 耿史/風俗史家)
●財団だより
「知っておきたい環境条約ガイド」出版
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第169回/多くの条約により再確認される環境に関する宣言および原則
●ローカルニュース抄録
2006年3月(CIDOプロ)
●研究現場から
地球環境研究センターシリーズ58/熱帯林センサス−熱帯林の遷移を長期にわたって 調べる
藤沼 康実/(独)国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官
●日本環境ジャーナリストの会のページ
中西悟堂の環境思想と深大寺
滑志田 隆/毎日新聞社人口問題調査会
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。