グローバルネット(月刊環境情報誌)
2005年9月(178号)
特集:加速するアジアのCSRと日本の役割
当フォーラムが昨年度実施したアジアのCSR動向調査(環境省請負調査)においては、欧米企業、さらには一部の地元資本企業による先進的なCSR(企業の社会的責任)への取り組みが目立ち始めている一方、日本企業に対してはアジアでの積極的なCSR展開が求められていることが明らかになっている。そこで、シンポジウム「CSR in Asia:アジアのCSRはどうなっているか」(7月28日、主催:サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)、共催:当フォーラム)から、アジアのCSRの最新動向を伝えると共に、今後のアジアにおけるCSR展開の方向性や日本の役割について考える。
◆目次◆
●フロント
「シベリア森の友」代表のアンドレイ・ラレティンさん
●特集:加速するアジアのCSRと日本の役割
・日系企業に求められる五つの課題について
〜アジアにおけるCSR動向調査結果について
中寺 良栄/(財)地球・人間環境フォーラム企画調査部長
・アジアにおけるCSR展開に求められるもの
コーディネーター:後藤 俊彦/NSC代表幹事、環境監査研究会代表理事
足立 直樹/海SR経営研究所取締役、(財)地球・人間環境フォーラム客員研究員
野村 浩一/富士ゼロックス海SR部 環境経営管理グループマネジャー
メアリー・ アン・B・ジェロニモ/フィリピン社会発展のためのビジネス(PBSP)企業市民活動セン ター(CCC)マネージャー
パファビー・スサァヴィヴァット/スウィフト社社長
●ホットレポート
北ラオスの未電化地域をエコエネルギーで電化 NEDOと東電の世界初の試みが開花
(井田 均/市民エネルギー研究所)
●CSR in Asia
第2回/生物多様性の保全と欧州企業
(足立 直樹/(財)地球・人間環境フォーラム客員研究員、海SR経営研究所取締役)
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第9回/ゼロウェイスト物語 序章 〜ゴミゼロへの道
(東 ひとみ/徳島県上勝町役場まちづくり推進課)
●生命のつながりと豊かさ 〜生物多様性の大切さを考える
No13/生物多様性の概念−利用と保全
(加藤 尚武/鳥取環境大学名誉教授
●フォーラム随想
キルビー博士の想い出 (Aich)
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.9/建築家の本音トーク 木材の未来は共立共存と木材の供給バランスがカギ
(上山 恵三/上山恵三建築設計事務所主催)
●環境人名簿
「し」(その4)「す」(その1) (下川 耿史/風俗史家)
●ガムランの国・インドネシアから
第21回/健康を求めてブヤット湾から移住−ミナハサのその後
(ハリー・スルヤディ/環境ジャーナリスト)
●TALKあんどTALK
森林の持続的経営管理−21世紀の森林林業技術をどのように展開するか
(渡邊 定元/森林環境研究所総括研究員)
●財団だより
リユースカップ報告書まとまる−回収率アップにデポジットは有効か考察
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第162回/2005年から運用開始したEU温室効果ガス排出枠取引制度
●ローカルニュース抄録
2005年8月(CIDOプロ)
●NSCニュース
No37/2005年9月
●日本環境ジャーナリストの会のページ
アスベスト報道とリスクコミュニケーション (村上 朝子/ジャーナリスト)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。