グローバルネット(月刊環境情報誌)
2005年7月(176号)
特集:世界の適正な資源循環に向けて
  〜3Rイニシアティブ閣僚会合の成果を受けて
廃棄物の発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3Rを通じて循環型社会を国際的に構築しようという「3Rイニシアティブ閣僚会合」が4月に東京で開催された。今月号の『グローバルネット』では、今後の世界規模の適正な資源循環のあり方について、途上国と先進国の役割、ステークホルダー間の協力、日本のゴミゼロ国際化行動計画などをテーマに考える。
◆目次◆
●フロント
バーゼル条約事務局長の桑原 幸子さん
●特集:世界の適正な資源循環に向けて
〜3Rイニシアティブ閣僚会合の成果を受けて
・3Rイニシアティブ閣僚会合 循環型社会づくりで日本に大きな期待
森下 哲/前環境省地球環境局総務課
・座談会/国際的な資源の有効利用と環境汚染の防止の両立
コーディネーター:竹本 和彦/環境省大臣官房審議官
崎田 裕子/3R市民フォーラム事務局長、田中 勝/岡山大学教授、寺園 淳/独立行 政法人国立環境研究所主任研究員
・各国でバラエティアル取り組み 3Rイニシアティブ国際シンポジウムの開催
八木 重二郎/特定非営利活動法人 循環型経済社会推進機構理事長
・中国の再生資源輸入の現場を見て
河野 博子/読売新聞編集委員
●ホットレポート
ポスト京都議定書としての国際的な業界との自主協定 OECD持続可能な開発に関するラ ウンドテーブル会合の議論から (川又 孝太郎/OECD日本政府代表部一等書記官)
●データで見る環境
45回/世界をめぐる資源-まずは国内で3Rを
●データで見る環境
44回/世界規模で進む違法伐採と森林破壊−求められる行動
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第7回/地球温暖化に向けて新たな挑戦が始まる 〜省エネビジョンの策定
(大源 文造/豊中市環境部環境政策室室長)
●生命のつながりと豊かさ 〜生物多様性の大切さを考える
カガシラカラスバトから見た小笠原諸島
(高野 肇/(独)森林総合研究所多摩試験地主任研究官)
●フォーラム随想
ダンスロボットに想う (Aich)
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.7/顔の見える山村 〜北海道下川町(その3)
(奈須 憲一郎/さーくる森人類)
●環境人名簿
「し」(その2) (下川 耿史/風俗史家)
●ガムランの国・インドネシアから
インドネシアを救う英雄 カルパタル環境賞2005受賞者発表
(ハリー・スルヤディ/環境ジャーナリスト)
●TALKTあんどTALK
広がる気候変動への懸念-欧米金融界の対応と米国での訴訟問題
(末吉 竹二郎/国連環境計画金融イニシアティブ特別顧問)
●財団だより
GEF 2004年度事業・決算報告
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第160回/ポスト京都議定書対策を提示したEUの「気候変動闘争に勝利する」
●ローカルニュース抄録
2005年6月(CIDOプロ)
●NSCニュース
No36/2005年7月
●日本環境ジャーナリストの会のページ
メコン川開発をテーマにジャーナリストと科学者の交流セミナー
(滝川 徹/毎日新聞社)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。