グローバルネット(月刊環境情報誌)
2005年6月(175号)
特集:子供たちを化学物質から守ろう
〜「小児等の環境保健に関する国際シンポジウム」より
食べ盛り、遊び盛りの子供たちにとっては、環境中にあるごく微量の化学物質が深刻な健康影響を与えることがある。汚染から小児や胎児を守る政策は各国で進められているが、まだまだ未解明の点も多い。今回の特集は、去る2月、環境省の主催で東京で開かれた「小児等の環境保健に関する国際シンポジウム〜子どもの健康と環境中の化学物質」より、世界各国の先進的な取り組みを紹介する。
◆目次◆
●フロント
「地球を愛する100人」に選ばれ来日したエクアドルの先住民知事アウキ・ティトゥニャさん
●特集:子供たちを化学物質から守ろう
〜「小児等の環境保健に関する国際シンポジウム」より
・子どもの生活環境と化学物質 国民調査の結果から
カタリナ・ヴィクトリン/スウェーデン カロリンス研究所 環境医学部門
・子供の健康保護のためのドイツでの取り組み
ノルベルト・エングラート/ドイツ連邦環境庁 環境衛生部門
・子供の暴露評価のためのライフステージアプローチ
ジャクリーン・モヤ/米国環境保護庁研究開発局
・東京都における化学物質の子どもガイドライン
池田 茂/東京都環境局環境改善部 有害化学物質対策課 課長
・化学物質の神経系への有害性評価のあり方
高坂 新一/国立精神・神経センター神経研究所 所長
●新連載!/南米から見たCDMの可能性
第1回/CDM植林事業推進の課題 (吾郷 秀雄/独立行政法人 国際協力機構(JICA) 派遣ボリビア国農牧アドバイザー、農学博士)
●特別インタビュー 〜日本発世界へ
待ったなしの違法伐採対策−森林の持続可能な管理の確立を
松岡 利勝衆議院議員に聞く 聞き手 岡崎 時春氏
●データで見る環境
44回/世界規模で進む違法伐採と森林破壊−求められる行動
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第6回/菜の花が地域を変える
〜「菜の花プロジェクト」がつくる地域資源と行政の循環モデル
(野村 正次/滋賀県東近江市あいとうエコプラザ菜の花館 館長)
●生命のつながりと豊かさ 〜生物多様性の大切さを考える
毛長マンモス史上初の科学的復元をめぐって−温暖化とマンモス
(濱田 隆士/(財)日本科学協会 理事長)
●進化する国際環境協力のかたち:海を越える環境パートナーシップ
第2回/多様な仕組みで自然を守る(日比 保史/コンサベーション・インターナショナル 日本プログラム代表)
●フォーラム随想
いたずら (M.I.)
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.6/顔の見える山村 〜北海道下川町(その2)
(奈須 憲一郎/さーくる森人類)
●環境人名簿
「さ」(その5)「し」(その1) (下川 耿史/風俗史家)
●財団だより
森林生態系に配慮した紙調達で検討会が発足します
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第159回/木材販売者に合法性の証明責任を負わせた独「原生林法案」
●ローカルニュース抄録
2005年5月(CIDOプロ)
●研究現場から
地球環境研究センター53/建築物の省エネ技術を科学する (藤沼 康実/独立行政
法人国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官)
●日本環境ジャーナリストの会のページ
小さな海洋観測ロボットの活躍に期待 (滝田 よしひろ/フリーランスライター)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。