グローバルネット(月刊環境情報誌)
2005年5月(174号)
特集:続・生態系の悪化を反転させる闘い〜ミレニアム生態系評価の問いかけ
「ミレニアム生態系評価(MA)」は、生態系が危機的に悪化しているという結果を改めて明らかにしている。人間がより快適な生活を送るために食料やきれいな水、木材やエネルギーなどを得るために、生態系に大きな変化を与えてきた。同時にMAは、今すぐ政策変更という行動をとれば、人間活動によるインパクトを減らし、生態系の劣化を防ぐ手立てもあると訴えている。先月号に続いて、MAの結果から生態系の現状と私たちが何をするべきなのかその歩行構成を考える。
◆目次◆
●フロント
国立環境研究所理事長に就任した大塚 柳太郎さん
●特集:続・生態系の悪化を反転させる闘い 〜ミレニアム生態系評価の問いかけ
・淡水と社会と生態系
沖 大幹/東京大学生産技術研究所
・山岳生態系のアセスメント
大澤 雅彦/東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻教授
・生物資源の持続可能な利用望ましい法制度とは
磯崎 博司/明治学院大学法学部教授
・ミレニアム生態系評価と中国西部開発
渡辺 正孝/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、
前国立環境研究所水土壌圏環境研究領域長
・特集+1/MA報告書に見える生態系の劣化と貧困
GN編集部
●ホットレポート
仙台発!野球もサッカーもエコスタジアムに
(門田 陽子/(財)みやぎ・環境とくらしネットワーク(MELON)理事
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第5回/新城の試みと新城での試み 〜市民力・職員力・地域力の向上を目指して」
(川合 吉雄/愛知県新城市経済環境部 環境課長)
●生命のつながりと豊かさ 〜生物多様性の大切さを考える
環境負荷の低減地域資源の活用がリゾート運営の目指すもの
(南 正人/潟sッキオ代表取締役社長)
●ガムランの国・インドネシアから
第19回/自分たちの土地から追い払われるタラン・ママク族
(ハリー・スルヤディ/環境ジャーナリスト)
●フォーラム随想
ゆとりは刻苦勉励から (Aich)
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.5/顔の見える山村 〜北海道下川町(その1)
(奈須 憲一郎/さーくる森人類)
●環境人名簿
「さ」(その4) (下川 耿史/風俗史家)
●財団だより
政策提言「発展途上地域における原材料調達のグリーン化支援事業」
事業化計画公表
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第158回/革新的な違法伐採対策を示したEU原生林規則案
●ローカルニュース抄録
2005年4月(CIDOプロ)
●NSCニュース
No35/2005年5月
●日本環境ジャーナリストの会のページ
”放置自転車”を”再転車”に (高野 眞光/NHK千葉放送局)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。