グローバルネット(月刊環境情報誌)
2005年4月(173号)
特集:生態系の悪化を反転させる闘い〜ミレニアム生態系評価の問いかけ
人間活動による生態系への影響を世界的規模で包括的に評価した「ミレニアム生態系評価(MA)」の調査結果が公表された。
生態系の変化が人間生活に及ぼす影響と、そのような変化に応じてとるべき選択肢が専門家の立場から示された。
今月号から2号にわたって、MAプロジェクトを紹介し、生態系の悪化をくい止めるための方向性を探る。
◆目次◆
●フロント
ワールド・ビジョン・ジャパンの樋口博子さん
●特集:生態系の悪化を反転させる闘い 〜ミレニアム生態系評価の問いかけ
・ミレニアム生態系評価〜この惑星における最初の健康チェック
W.ブラッドニー・チェンバース/国連大学高等研究所シニアプログラムオフィサー、
ミレニアム生態系評価統括執筆責任者
・乾燥・半乾燥地域の現状と将来
吉野 正敏/筑波大学名誉教授、国連大学上席学術顧問
・特集+1/MA報告書から見える生態系の姿
GN編集部
●ホットレポート
憲法に環境条項を 社会の持続性確保の原則導入に向けて (加藤 三郎/NPO法人
環境文明21代表)
●新シリーズ!進化する国際環境協力のかたち/海を越える環境パートナーシップ
第1回/企業が自然保護活動を支援するインパクト リコーの森林保全活動
(益子 晴光/リコー社会環境本部環境コミュニケーション推進室 室長)
●持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第4回/自然エネルギー100%のまちづくり
〜持続可能な地域社会のキーワードは「エネルギーと食料の地産地消」
(阿部 金彦/山形県立川町環境課新エネルギー推進専門員)
●GNスクエア
北緯47度、日本の北に広がる虎たちの森林地帯
(野口 栄一郎/国際環境NGO FoE ジャパン ロシアタイガプログラムディレクター)
●生命のつながりと豊かさ 〜生物多様性の大切さを考える
2020年に成長の限界か?
(丸山 茂徳/東京工業大学大学院 理工学研究科 地球惑星科学教授)
●フォーラム随想
エチオピアショック(M.I.)
●フェアウッド・トレンドニュース
Vol.3/木材輸入商社として責任ある調達 〜ティンメット社の場合
●環境人名簿
「さ」(その3) (下川 耿史/風俗史家)
●環境条約シリーズ (磯崎 博司/明治学院大学)
第157回/ポスト京都議定書をめぐり対立が表面化したCOP10
●財団だより
3Rイニシアティブ閣僚会合、東京で開催〜前日に市民フォーラムも
●ローカルニュース抄録
2005年3月(CIDOプロ)
●研究現場から
地球環境研究センターシリーズ52/森林バイオマスを定量評価する
(藤沼 康実/国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官)
●日本環境ジャーナリストの会のページ
モルディブの危機 (幸田シャーミン/ジャーナリスト)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。