グローバルネット(月刊環境情報誌)
2011年7月(248号)
特集:災いを転じて・・・(その3)
政策形成を進めるため、「対話」のあり方を研究してきた上智大学の低炭素社会づくり「対話」フォーラム実行委員会(研究責任者・柳下正治・同大教授)が6月、震災後の日本のエネルギー問題をどのように進めていくかをテーマにシンポジウム「対話で拓く低炭素社会―日本のエネルギーを考える―、低炭素社会づくり「対話」フォーラムから見えてきたもの」を開催しました。 柳下教授の提案する「対話」フォーラムの概要と、研究に参加してきた識者3人の発言要旨を紹介します。
●目次
フロント
簡易栽培法による屋上緑化、グリーンカーテンの普及に努める獨協医科大学名誉教授の永井伸一さん
特集:災いを転じて・・・(その3)
対話で拓く低炭素社会―日本のエネルギーを考える― | 上智大学大学院地球環境学研究科、環境政策対話研究センター長 柳下正治 |
温室効果ガス長期大幅削減に向けたわが国のとるべき政策アプローチとは〜東日本大震災、原発事故問題を受けて | |
再生可能エネルギーによる電力供給 | システム技術研究所 槌屋 治紀 |
低炭素社会の構築に向けて〜需要側と供給側のそれぞれの対応 | 地球環境産業技術研究機構理事・研究所長 山地 憲治 |
『第4の革命』としての再生可能エネルギー | 環境エネルギー政策研究所所長 飯田 哲也 |
日本再生、農の力で日本を元気に!
第4回/ミツバチの里づくり〜生き物や自然を次の世代に
(NPO法人銀座ミツバチプロジェクト理事長、アグリクリエイト取締役東京支社長 高安 和夫)
容器包装リサイクルの光と影
第7回/自治体のプラスチック製容器包装リサイクル
(環境ジャーナリスト 服部 美佐子)
ベルリン発サステナブルライフ考〜新米ママのドイツ環境レポート
第8回/都会の子供の遊び場づくり
(翻訳者 ユミコ・アイクマイヤー)
支え合ういのちのモザイク〜生物多様性の取り組みを根づかせるために
第8回/親潮・オホーツク海の魚附林としてのアムール川流域(その1)
(北海道大学低温科学研究所准教授 白岩 孝行)
食のたからもの〜食べて支える地域の食文化
第24回/海塩〜沖縄県粟国村、伊平屋村
(取材・文:福田素子/撮影:菊池和男/監修:島村菜津 )
フォーラム随想
地球の人相
(地球・人間環境フォーラム理事長 炭谷 茂)
NSCニュース
No.72/NSC2011年度活動計画を策定
財団だより
地球・人間環境フォーラム2010年度事業・決算報告
環境条約シリーズ
No.232/廃棄物の抑制と適正な管理のため2008年に採択されたEU廃棄物指令
(上智大学 磯崎 博司)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。