グローバルネット(月刊環境情報誌)
2009年4月(221号)
特集: シンポジウム報告
バイオ燃料と土地利用〜持続可能性の視点から
バイオ燃料生産と利用における持続可能性をめぐっては、ここ1〜2年、国際的な議論が急速に進んでいます。その中では、食料との競合など限られた土地利用のあり方やバイオマスの燃料としてだけでない総合的な視点での利活用などが大きな課題となっています。今月号では、バイオ燃料と土地利用について持続可能性の視点から考えようと開催したシンポジウムの概要を紹介します。
●目次
フロント
喜びのタネをまこうと経営に当たるダスキン会長の伊東 英幸さん
バイオ燃料と土地利用〜持続可能性の視点から
バイオ燃料をめぐる国内外の概況 | 東京大学大学院工学系研究科教授 山地 憲治さん |
バイオ燃料〜見通し、リスクと機会 | 国連食糧農業機関(FAO)農業経済開発部次長 キース・ウィーブさん |
進むバイオ燃料の持続可能性基準作りと現場での課題 | グローバルネット編集部 |
<囲み1>
バイオ燃料は持続可能か? FoEインターナショナルでアグロ燃料キャンペーンを推進するトリークスワルドノさん |
|
<囲み2> バイオ燃料の持続可能性に関する共同提言 |
ホットレポート
サラワクのパルプ用植林事業〜土地を奪われる先住民族
(地球・人間環境フォーラム 満田 夏花)
アメリカ環境新事情〜在米ジャーナリスト、エリコ・ロウの報告
No.19/どう実現するか、米国のエネルギー・スーパーハイウエー構想
(ジャーナリスト エリコ・ロウ)
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第28回/「ダム誘発地震」が疑われる中国の紫坪鋪ダム
(ジャーナリスト まさの あつこ)
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第49回/各主体の連携で地球温暖化防止に取り組む〜人と自然が共存する環境最先端のまち・大崎町
(鹿児島県大崎町役場住民課環境係主事 上床 就路)
フォーラム随想
桜と子供と環境と
(地球・人間環境フォーラム会長 岡崎 洋)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.52[最終回]/タスマニア絶滅危惧種保護を巡るワイランタ裁判での逆転敗訴の意味
(熱帯林行動ネットワーク会員・レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部 川上 豊幸)
全文はこちら
コベネフィット・アプローチ〜地球温暖化と持続可能な発展の同時達成に向けた挑戦
No.5/JICAにおけるコベネフィット・アプローチの取り組み
(独立行政法人国際協力機構気候変動対策室室長代理 須藤 智徳)
環境条約シリーズ205
世界で初めて山岳区域の保護を法的に定めたアルプス条約
(明治学院大学 磯崎 博司)
研究最前線
第8回/ライダーネットワークによる黄砂の3次元構造と輸送状態の把握
(国立環境研究所アジア自然共生研究グループ主任研究員 清水 厚)
国立環境研究所のHPで約1ヶ月遅れで全文が読めます
日本環境ジャーナリストの会のページ
農業と私たちの暮らし〜ドイツの事例から日本の今後を考える
(バードライフ・アジア 鈴江 恵子)
環境の本
『たべものがたり〜食と環境 7の話』
財団だより
『平成20年度リユースカップ導入実証試験調査(その2)』を発行
ローカルニュース抄録
2009年3月
(CIDOプロ)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。