グローバルネット(月刊環境情報誌)
2009年1月(218号)
特集:
持続可能なバイオマス資源の利用
温暖化対策の切り札のようにいわれたバイオ燃料に疑問の声が上がり、環境や社会に配慮しながら持続的にバイオ燃料を生産・利用するための基準づくりが進められている。液体燃料としての用途だけではない、バイオマス資源の幅広い利用をめぐる最新の動向を紹介し、貴重なバイオマス資源の有効利用を考える。
●目次
フロント
レジ袋減らし隊実行委員長の田丸せつ子さん
包括的なバイオマス利活用で持続可能な未来を築く | バイオマス産業社会ネットワーク 泊 みゆき |
バイオ燃料の持続可能性をめぐる国際的な議論 | 東京大学准教授 井上 雅文さん/新潟大学准教授 大竹 憲邦さん |
林産物の総合的商品化と直燃重視のバイオマス戦略を | 東京農工大学名誉教授 堀尾 正靭 |
バイオ燃料と土地利用〜自然植生からの転換は正当化できるか | 地球・人間環境フォーラム 満田 夏花 |
ブラジル・バイオ燃料の持続性の課題 〜セラード地域と持続可能な土地利用に向けたゾーニング |
在リオデジャネイロ日本国総領事館専門調査員/ 東京大学林政学研究室博士課程 福代 孝良 |
囲み/農水省・国際バイオ燃料基準検討会議のとりまとめ | GN編集部 |
「ちょっと、おかしくないですか?」〜あん・まくどなるどの列島ウオッチ
第12回/【特別インタビュー】堂本暁子 千葉県知事
(あん・まくどなるど)
ホットレポート
コミュニティ森林が可能にする完全追跡の木材調達
(イスタナテラス ブランドマネージャー
永竹 弘幸)
アメリカ環境新事情〜在米ジャーナリスト、エリコ・ロウの報告
No.16/オバマ政権の環境・エネルギー政策の行方(その1)
(ジャーナリスト エリコ・ロウ)
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第25回/不特定容量とはずれる需要想定に基づく設楽ダム計画
(ジャーナリスト まさの あつこ)
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第46回/三鷹市におけるパートナーシップによる市民参加の実践〜
「白紙からの市民参加」による総合計画の策定(その1)
(三鷹市企画部企画経営室長補佐 一條 義治)
コベネフィット・アプローチ〜地球温暖化と持続可能な発展の同時達成に向けた挑戦
No.2/コベネフィット・アプローチの実施に向けた日本の取り組み
(環境省水・大気環境局水・大気環境国際協力推進室課長補佐 相澤 寛史)
フォーラム随想
「国の形」とグローバリゼーション
(地球・人間環境フォーラム会長 岡崎 洋)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.49/「フェアウッド」活動に日本の消費者が関心を持つためには(その1)
((社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)環境委員会副委員長 大石 美奈子 )
全文はこちら
最終回 環境人名簿
「よ」(その3)、「わ」
(風俗史家 下川 耿史)
研究最前線
第5回/地球温暖化を巡る国際交渉
(独立行政法人国立環境研究所地球環境研究センター主任研究員 亀山 康子)
国立環境研究所のHPで約1ヶ月遅れで全文が読めます
財団だより
シンポジウム「生物多様性と企業の役割〜パーム油の現場から」詳細決まりました
環境条約シリーズ202
2013年以降の時期枠組みの実質合意を先送りしたポーランド・ポズナンCOP14
(明治学院大学 磯崎 博司)
ローカルニュース抄録
2008年12月
NSCニュース No.57 2009年1月
・2008年アンケートの一部結果NTTシンポで紹介される
・低炭素社会テーマに来月定例会
・SPI解説書でパブコメ募集
(NSC事務局)
NSCメッセージプラザ
SPI(Sustainability Performance Indicators)とサステナビリティ会計
(横浜国立大学経営学部教授 八木裕之)
日本環境ジャーナリストの会のページ
沈潜する言葉たち
(読売新聞記者 佐藤 淳)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。