グローバルネット(月刊環境情報誌)
2008年11月(216号)
特集:
企業と生物多様性(その1)
生物多様性条約の第10回締約国会議が、2010年に名古屋市で開かれるのを控え、持続可能な経営を目指す企業の多くが生物多様性の保全という難問に取り組み始めている。生物多様性問題は地球環境の保全、資源保護、遺伝子レベルの研究まで、その対象範囲は多岐にわたる。11月、12月号で、企業の取り組みの最新情報、課題、果たすべき役割などについて特集する。
●目次
フロント
アジア初の持続可能な漁業として認証を受けた京都府機船底曵網漁業連合会会長の川口哲也さん
企業はなぜ今、生物多様性に取り組む必要があるのか?〜最近の国際的な議論から | (株)レスポンスアビリティ代表取締役 足立 直樹 |
健全な生態系あってこそ成り立つ事業活動 〜味の素グループの生物多様性への取り組み |
味の素(株)環境・安全部部長 杉本 信幸 |
なぜHSBCが生物多様性に取り組むのか? 〜サステナビリティ実現のために |
HSBCグループ香港上海銀行在日副代表兼副CEO 山田 晴信 |
生物多様性オフセットを推進 〜真の保全に貢献するスキームづくりから |
バードライフ・アジア事務局長 鈴江 恵子 |
企業とNGOのパートナーシップのあるべき姿は 〜IUCN総会フォーラムに参加して |
国際環境NGO FoE Japan客員研究員/ディープコンサルティング代表 籾井 まり |
日本企業で取り組みを広めるには | 地球・人間環境フォーラム 坂本 有希 |
特集+1/注目集まるMSC漁業認証の役割 持続可能な水産資源について考えるシンポジウム |
グローバルネット編集部 |
「ちょっと、おかしくないですか?」〜あん・まくどなるどの列島ウオッチ
第11回/解けゆく北国と境界―北海道・カナダ・フィンランド
(あん・まくどなるど)
ホットレポート
環境教育推進法の改正に向けて
(NPO法人環境文明21共同代表 藤村 コノエ)
GNスクエア
新潟水俣病の教訓を阿賀から東アジアへ〜第4回東アジア環境市民会議から
(東アジア環境情報発伝所編集委員 冨田 行一)
アメリカ環境新事情〜在米ジャーナリスト、エリコ・ロウの報告
No.14/活発化してきた電気自動車製造競争
(ジャーナリスト エリコ・ロウ)
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第24回/海を豊かにする「荒瀬ダム撤去」が川を豊かにする
(ジャーナリスト まさの あつこ)
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第44回/ヨコハマはG30〜横浜市のごみ減量・リサイクルの取り組み
(横浜市資源循環局資源政策課長 清水 伸一)
フォーラム随想
大統領を選ぶとき
(元国立環境研究所所長 大井 玄)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.47/「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択と国際開発事業の将来(その1)
(恵泉女学園大学教授、市民外交センター代表 上村 英明)
環境人名簿
「や」(その5)、「ゆ」、「よ」(その1)
(風俗史家 下川 耿史)
財団だより
アース・ビジョン in 新宿御苑 vol.30 食・映像から見るもうひとつのアジア
環境条約シリーズ200
絶滅危惧種チチュウカイモンクアザラシ保全のために発効した覚書
(明治学院大学 磯崎 博司)
ローカルニュース抄録
2008年10月
研究最前線
第3回/オゾン層回復が気候に与える影響
(独立行政法人国立環境研究所大気圏環境研究領域主任研究員 秋吉 英治)
日本環境ジャーナリストの会のページ
食料自給と環境問題―日本の鶏には日本の米を食わせろ
(日本農業新聞 児玉 洋子)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。