グローバルネット(月刊環境情報誌)
2008年5月(210号)
特集:
持続可能な社会指標を考える
GDP(国内総生産)が本当の豊かさや幸せ、持続可能性までを取り込んでいないという見直しが進む中で、環境や社会、福祉などの
分野も織り込んだ新しい指標が登場しています。今回の特集では、2009年2月28日に開催された「持続可能な社会指標を考えるシンポジウム」から、世界で開発・試算されているいくつかの指標とその背景にある持続可能な社会像を紹介します。
●目次
フロント
企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)会長に就任した秦喜秋三井住友海上火災保険取締役会長
特集/持続可能な社会指標を考える
・持続可能な社会厚生指標「人間満足度尺度(HSM)」の開発
(大橋 照枝さん/麗澤大学経済学部教授)
・国家の開発の方向性を表す主観的指標〜ブータンの国民総幸福
(草郷 孝好さん/大阪大学グローバルコラボレーションセンター副センター長)
・日本版も算出されたGPI
(中野 桂さん/滋賀大学経済学部准教授)
・持続可能なこの国の形を考える〜「Beyond GDP」会議に参加して
(多田 博之さん/ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表)
GNスクエア
リユースPETボトル実現に向けた挑戦
(小沢 一郎/パルシステム生活共同組合連合会、リユースPETボトル推進ネットワーク研究会事務局、(株)エコサポート参与)
ホットレポート
バイオ燃料をめぐる国際動向:日本が取るべき道を探るために(その3)
〜〜バイオ燃料増産に突進するアジア・アフリカ
(北林 寿信/農業情報研究所)
アメリカ環境新事情〜在米ジャーナリスト、エリコ・ロウの報告
No.10/米国のエネルギー政策〜石油価格高騰で対策迫られる米議会
(エリコ・ロウ/ジャーナリスト)
「ちょっと、おかしくないですか?」〜あん・まくどなるどの列島ウオッチ
第5回/日本海で押し寄せられる変化
(あん・まくどなるど)
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第38回/「オープン」「現場」「県民協働」〜佐賀県における協働の取り組み
(岩永 幸三/佐賀県くらし環境本部県民協働課副課長)
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第19回/先住民族が懸念する日本の巨額ODA〜マレーシア パハン・セランゴール導水事業
(渡辺 瑛莉/FoE Japan)
CSR in Asia〜開発途上地域における企業の社会的責任
第33回/天然資源の危機と原材料調達〜企業の役割とは
(満田 夏花/地球・人間環境フォーラム)
このシリーズのバックナンバーは、一部が環境gooに掲載されています。
フォーラム随想
歴史と年齢
(大井 玄/元国立環境研究所所長)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.41/ラオスの森林事情〜変わり行く森とともにある暮らし(その2)
(河合 千穂/日本国際ボランティアセンター(JVC)ラオス事業担当)
環境人名簿
「み」(その3)、「む」(その1)
(下川 耿史/風俗史家)
環境の本
『よい環境規制は企業を強くする〜ポーター教授の仮説を検証する』
『自治体環境行政の最前線〜持続可能な地域社会の実現をめざして』
環境条約シリーズ194
生物多様性の使者としての認識向上を目指し制定された世界渡り鳥の日
(磯崎 博司/明治学院大学)
ローカルニュース抄録
2008年4月
NSCニュース No.53 2008年5月 2008年度の活動計画がきまりました
NSCメッセージプラザ
INAXはもっと減らします。2050年CO2総排出量を1990年比80%削減へ((株)INAXサステナブル・イノベーション部長 水野治幸)
日本環境ジャーナリストの会のページ
レジ袋の有料化に踏み切った中国「白色汚染」対策に大胆な政策
(京極 絵里)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。