グローバルネット(月刊環境情報誌)
2007年12月(205号)
特集:低炭素社会
〜日本は実現できますか?
2007年の師走を迎えました。いよいよ来年から京都議定書の約束期間が始まることもあり、「低炭素社会」の構築が早急に求められています。今月号では、私たちの抱える問題点を浮き彫りにしながら、低炭素社会の実現に向けてどのように対処していけばよいのかをNGO、企業、市民それぞれの視点と取組みを通じて紹介します。
●目次
フロント
人を大切にするまちづくりに取り組む 元クリチバ市環境局長中村 矗(なかむら・ひとし)さん
特集/低炭素社会〜日本は実現できますか?
・目途のたたない6%削減〜第一次約束期間開始に向けた日本の課題
(早川 光俊/地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)専務理事
・カーボンオフセットの可能性
(末吉 竹二郎/日本カーボンオフセット代表理事)
・全世界で展開するJ&Jの環境保全活動〜人間と環境の健康管理を目指して
(渡辺 教之/ジョンソン・エンド・ジョンソン ワールドワイドEHSアジアパシフィック地域環境対策担当シニアマネージャー)
・消費者への100の約束「プランA」〜環境配慮で小売業界の頂点を目指すM&Sの企業理念 (グローバルネット編集部)
・山と湖の恵みが紡ぐ持続可能な地域づくり〜滋賀県野洲市の取り組みを通じて
(黒堀 玲奈/(財)地球・人間環境フォーラムインターン、京都大学大学院地球環境学舎)
ホットレポート
IPCC第4時評価報告書まとまる ―世界の温暖化対策の前進に大きな役割
(山岸 規子、畠中 エルザ/(財)地球・人間環境フォーラム)
アメリカ環境新事情
No5/クリーン・コールは米エネルギー問題の救世主になりうるか
(エリコ・ロウ/ジャーナリスト)
エコプロダクツ大賞
第4回エコプロダクツ大賞エコプロダクツ、エコサービスで19件の表彰決まる
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第14回/サクラマスのベビーブーム周期を破壊した二風谷ダム
(まさの あつこ/ジャーナリスト)
持続可能な地域をつくる"元気力"〜環境自治体マンの本音エッセー
第36回/こころと体で学ぼう「環境を学ぶ旅」〜森のエコスクール
(松村 泰宏/宮崎県諸塚村企画課)
CSR in Asia〜開発途上地域における企業の社会的責任
第28回/ベトナムのCSR事情(その3) 日本企業の取組み事例 (足立 直樹/(財)地球・人間環境フォーラム客員研究員、(株)レスポンスアビリテ代表取締役)
フォーラム随想
福岡の旅(森脇 逸男/元読売新聞論説委員)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.36/[シリーズ:フェアウッド建築セミナー]FSC認証の家づくり ―諸塚村森林認証住宅を手がけて
(松下 修/松下生活研究所)
環境人名簿
「ほ」(その2) 「ま」(その1) (下川 耿史/風俗史家)
環境の本
『温暖化地獄〜脱出のシナリオ』、『サステナビリティ辞典2007』
環境条約シリーズ
189/東アジアの越境大気汚染防止を目指すEANET第9回政府間会合
(磯崎 博司/明治学院大学)
ローカルニュース抄録
2007年11月(CIDOプロ)
研究現場から
地球環境研究センターシリーズ68/日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)と生態系モニタリングの展開
(藤沼 康実/国立環境研究所地球環境研究センター)
日本環境ジャーナリストの会のページ
新聞は真実を伝えているか (岡田 幹治/フリーライター )
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。