グローバルネット(月刊環境情報誌)
2007年8月(201号)
特集:人間の安全保障を考える〜京都大学国際シンポジウム:人間の安全保障のための地球環境学より
気候変動などの地球環境問題が、私たち一人ひとりの暮らしの安全を脅かし始めています。人間の安全を保障するために、さまざまな学問の成果を統合した地球環境学の構築が求められています。今月号は、そこに焦点を当てた京都大学の国際シンポジウムの紹介です。
●目次
フロント
日本列島縦断の自転車ツアーのコーディネーター・ライダーを務めるマリア・パカナさん
特集/人間の安全保障を考える〜京都大学国際シンポジウム:人間の安全保障のための地球環境学より
・環境安全保障に向けた新たな地球環境学の構築
松下 和夫/京都大学大学院地球環境学堂教授
・環境と人間の安全保障:相互の関連
アラン・デュポンさん/シドニー大学国際安全保障研究センター所長
・地球環境学の統合・体系化
三つの分科会から地域レベル、地球レベルでの持続可能性を探る
第1分科会 | サステナビリティを考える |
第2分科会 | 現代科学技術に求められる洗練とは何か? (横山 俊夫/京都大学大学院地球環境学堂教授) |
第3分科会 | フィールドとコミュニティから考える |
新連載/アメリカ環境新事情
アメリカの環境・エネルギー政策の行方(エリコ・ロウ/ジャーナリスト)
ホットレポート
日本の紙原料供給地の現状〜タスマニア森林問題と野生動物(川上 豊幸/レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部)
川、開発、ひと〜日本の経験、アジアの経験
第10回/第10回/永源寺第2ダム訴訟勝訴判決を得て(和田 重太/弁護士)
持続可能な地域をつくる“元気力”〜環境自治体マンの本音エッセー
第32回/人と環境にやさしい農業〜エコタウンプロジェクトで農業振興と地域の活性化(武田 荘一 山形県鶴岡市藤島庁舎産業課エコタウン室)
CSR in Asia〜開発途上地域における企業の社会的責任
第25回/調達とCSRB〜ベトナムの靴メーカーの現状(足立 直樹 /(財)地球・人間環境フォーラム客員研究員、(株)レスポンスアビリティ代表取締役)
フォーラム随想
万葉集と源氏物語(森脇 逸男/元読売新聞論説委員)
フェアウッド・トレンドニュース
Vol.32/森林認証と小規模林家〜森林保全のカギを握る担い手(前編)( ヘンリー・スケーブンス/ (財)地球・環境戦略研究機関(IGES)森林保全プロジェクト研究員)
環境人名簿
「ひ」(その2) (下川 耿史/風俗史家)
GNスクエア
外来種の防除:初期コントロールを目指して〜霞ヶ浦におけるオオタナゴに関する調査 (萩原 富司/ (財)地球・人間環境フォーラム研究業務部部長)
財団だより
『ベトナムにおける企業の環境対策と社会的責任』発行〜ベトナムの環境・CSRの最新情報を一冊に
環境条約シリーズ
185 京都議定書の義務達成のための法的整備が進む二酸化炭素海底下貯留 (磯崎 博司/明治学院大学)
ローカルニュース抄録
2007年7月(CIDOプロ)
研究現場から
地球環境研究センターシリーズ66/モデルを用いて陸域生態系の炭素収支を評価する(藤沼 康実/ 国立環境研究所地球環境研究センター)
日本環境ジャーナリストの会のページ
クルマ優先社会の中の自転車(石田 久雄/NPO法人・自転車活用推進研究会副理事長)
■毎回特集の中から1本の記事が環境gooグローバルコラムに紹介されています。