世界の森林と持続可能な森林管理
世界の森林保全のための違法伐採問題に関する検討調査業務報告書(平成18年度環境省事業)
日本の違法伐採対策に具体的方策を提言
地球・人間環境フォーラムは、環境省事業として「平成18年度世界の森林保全のための違法伐採問題に関する検討調査業務報告書」を発行しました。
2006年4月から日本ではグリーン購入法を活用して、政府調達で合法性・持続可能性を要求する取り組みが導入されています。また、民間企業でも紙製品を中心に持続可能な管理がされている森林からの原料を優先的に購入する動きが広がっています。 報告書では、包括的な違法伐採対策で先行するEU(欧州連合)の中から、英国とオランダに焦点を当て、政府、業界団体、個別の企業が進めている違法伐採対策について、整理・分析し、今後の日本の違法伐採対策をより実効性の高いものにするための具体的な提案を行っています。
また、当フォーラムが自主事業として展開する「フェアウッド・パートナーズ」では、ITTO(国際熱帯木材機関)から資金援助を受けて、インドネシアやマレーシアで持続可能な森林経営に取り組む生産者と日本のバイヤーを結びつけるプロジェクトを開始します。
報告書やITTOプロジェクトについては当フォーラムまでお問い合わせください。
【目次】
「世界の森林保全のための違法伐採問題に関する検討調査業務報告書」
(報告書全体 PDF版 1.0MB)
違法伐採問題と欧州の取組みの経緯〜イントロダクションに代えて
第1章 欧州政府の取組み
1−1 欧州各国の政府調達方針
1−2 EU FLEGT 行動計画とVPA
第2章 欧州企業の木材調達の取組み事例
第3章 日本の現状及び欧州事例の分析と日本の違法伐採対策への提言
3−1 日欧の違法伐採対策の現状
3−2 欧州の政府・企業の木材調達方針の事例分析
3−3 日本の現状の分析
3−4 貿易措置導入に当たっての課題・分析
3−5 まとめ〜欧州の事例を踏まえた日本の今後の違法伐採対策のあり方
※冊子版をご希望の方には 、送料のみで配送いたします。300円分の切手を同封、「H18年度 違法伐採報告書希望」の旨記入の上、当フォーラムまでお申し込みください。