フェアウッド・パートナーズ
フェアウッドの新たな展開
ITTO支援で持続可能な木材マーケット促進事業を開始
地球・人間環境フォーラムでは、FoE Japan、地球環境戦略研究機関(IGES)と共同で、持続可能な森林経営をマーケットを通じて支援するフェアウッド・パートナーズを推進してきました【注1】。
2007年5月、フェアウッド・パートナーズは、国際熱帯木材機関(ITTO)の支援を受け、木材生産国(インドネシア、マレーシア)の木材関連企業や市民社会及び日本国内の木材ユーザー企業の間の情報交換を促進し、持続可能に生産された木材の流通の拡大を目的とする新プロジェクトを発足させました【注2】。
●プロジェクトの背景
昨年、日本政府はグリーン購入法における木材・木材製品の基準を見直し、国が調達する木材は合法性が確認され、持続可能性を配慮したものであることを基本方針に盛り込みました。しかし、実際には認証材や合法性証明材の購入には、様々な課題が生じています。また生産側においても、せっかく環境や社会配慮を適正に行った木材生産体制を整えても、バイヤーがそれを評価し、購入してくれなければ、インセンティブとはなりません。
●プロジェクトの概要
本プロジェクトにおいてはこのような状況を解消すべく、環境意識の高いサプライヤーとバイヤーとの出会いの場をセッティングすることをめざし、ワンストップの情報センター(フェアウッドセンター)をWebベースで開設します。また、以下の活動を推進します。
・国内の商社、小売業、製造業、建築業などを対象にしたニーズ調査
・インドネシアとマレーシアにおける森林の状況、樹種、周辺環境や社会的側面調査
・ビジネス向けのガイドブックの作成。
・ワークショップの開催:インドネシアとマレーシアで既に普及しつつある、認証や合法性検証制度についての紹介
●プロジェクト期間
2007年5月〜2011年7月(4年2ヵ月)※本プロジェクトは終了しています
●プロジェクトの実施体制
活動資金は、熱帯林資源の保全や持続的経営、利用、取引を促進するための組織である国際熱帯木材機関(ITTO、事務局:横浜)の支援によるものです。
プロジェクトは地球・人間環境フォーラム及びFoE Japanが共同で実施しますが、IGESにも企画及び実施にわたり全面的なご協力を頂いています。日本・インドネシア・マレーシアの関連各省や研究機関、全国木材連合会をはじめとした産業団体にもアドバイザリー・グループとしてご参画頂く予定です。
●プロジェクトの展望
このプロジェクトが目指しているのは、需要側と供給側の橋渡しを行うことです。現在、情報不足のために供給側の認証・合法材が需要側に回っていないという認識から、フェアウッドセンターが橋渡しになり、日本においては持続可能性に配慮した木材ビジネスの拡大、また木材生産国においては持続可能な森林管理の実現により、森林資源、および生物多様性の保全・保護や人々の生活が向上することを目指しています。
その実現のためには、企業の方々の積極的なご参加とが不可欠です。
●フェアウッド調達研究会
このプロジェクトに関連して、木材生産国の情報をお伝えするフェアウッド調達研究会を2007年に開催しました。各回の報告は以下よりご覧になれます。
詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.fairwood.jp/library/event/kenkyukai2007.shtml
●本件に対するお問い合わせは下記までお願いします。
地球・人間環境フォーラム / 坂本, 根津
Tel: 03-5825-9735 / Fax: 03-5825-9737
国際環境NGO FoEJapan / 三柴
Tel: 03-6907-7217 / Fax: 03-6907-7219
E-Mail: fairwood@fairwood.jp
注1 フェアウッド・パートナーズのこれまでの取り組みやその後の経過は下記を参照ください。
http://www.fairwood.jp/melmag/mailmagazine_vol16.html#01
http://www.fairwood.jp/printdoc/prdc_mel18_03.shtml
注2 プロジェクト名
ITTO Project PD 391/06 Rev.2 "PROMOTING AND CREATING MARKET DEMAND FOR CERTIFIED TROPICAL WOOD AND VERIFIED LEGAL TROPICAL WOOD"
昨年、日本政府はグリーン購入法における木材・木材製品の基準を見直し、国が調達する木材は合法性が確認され、持続可能性を配慮したものであることを基本方針に盛り込みました。しかし、実際には認証材や合法性証明材の購入には、様々な課題が生じています。また生産側においても、せっかく環境や社会配慮を適正に行った木材生産体制を整えても、バイヤーがそれを評価し、購入してくれなければ、インセンティブとはなりません。
●プロジェクトの概要
本プロジェクトにおいてはこのような状況を解消すべく、環境意識の高いサプライヤーとバイヤーとの出会いの場をセッティングすることをめざし、ワンストップの情報センター(フェアウッドセンター)をWebベースで開設します。また、以下の活動を推進します。
・国内の商社、小売業、製造業、建築業などを対象にしたニーズ調査
・インドネシアとマレーシアにおける森林の状況、樹種、周辺環境や社会的側面調査
・ビジネス向けのガイドブックの作成。
・ワークショップの開催:インドネシアとマレーシアで既に普及しつつある、認証や合法性検証制度についての紹介
●プロジェクト期間
2007年5月〜2011年7月(4年2ヵ月)※本プロジェクトは終了しています
●プロジェクトの実施体制
活動資金は、熱帯林資源の保全や持続的経営、利用、取引を促進するための組織である国際熱帯木材機関(ITTO、事務局:横浜)の支援によるものです。
プロジェクトは地球・人間環境フォーラム及びFoE Japanが共同で実施しますが、IGESにも企画及び実施にわたり全面的なご協力を頂いています。日本・インドネシア・マレーシアの関連各省や研究機関、全国木材連合会をはじめとした産業団体にもアドバイザリー・グループとしてご参画頂く予定です。
●プロジェクトの展望
このプロジェクトが目指しているのは、需要側と供給側の橋渡しを行うことです。現在、情報不足のために供給側の認証・合法材が需要側に回っていないという認識から、フェアウッドセンターが橋渡しになり、日本においては持続可能性に配慮した木材ビジネスの拡大、また木材生産国においては持続可能な森林管理の実現により、森林資源、および生物多様性の保全・保護や人々の生活が向上することを目指しています。
その実現のためには、企業の方々の積極的なご参加とが不可欠です。
●フェアウッド調達研究会
このプロジェクトに関連して、木材生産国の情報をお伝えするフェアウッド調達研究会を2007年に開催しました。各回の報告は以下よりご覧になれます。
第1回 7月5日(木) | ロシア・中国の林業政策,木材貿易,加工産業の最新動向 |
第2回 8月2日(木) | インドネシア,マレーシアの林業政策,木材貿易,加工産業の最新動向 |
第3回 9月6日(木) | 欧州の違法伐採政策や企業の調達対策の最新動向 |
第4回 10月4日(木) | フェアウッド調達のためのツールの紹介(森林認証など) |
第5回 1月18日(金) | 4回分のダイジェスト版 in大阪 |
詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.fairwood.jp/library/event/kenkyukai2007.shtml
●本件に対するお問い合わせは下記までお願いします。
地球・人間環境フォーラム / 坂本, 根津
Tel: 03-5825-9735 / Fax: 03-5825-9737
国際環境NGO FoEJapan / 三柴
Tel: 03-6907-7217 / Fax: 03-6907-7219
E-Mail: fairwood@fairwood.jp
注1 フェアウッド・パートナーズのこれまでの取り組みやその後の経過は下記を参照ください。
http://www.fairwood.jp/melmag/mailmagazine_vol16.html#01
http://www.fairwood.jp/printdoc/prdc_mel18_03.shtml
注2 プロジェクト名
ITTO Project PD 391/06 Rev.2 "PROMOTING AND CREATING MARKET DEMAND FOR CERTIFIED TROPICAL WOOD AND VERIFIED LEGAL TROPICAL WOOD"