『河野博子』の記事一覧

拡大鏡~「持続可能」を求めて第14回 人間の活動が「地域」「自然」と共生できる日~言葉だけで終わらせてはならない

2020年12月15日グローバルネット2020年12月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 「地域との共生」「自然との共生」という言葉を、最近よく見聞きする。気候危機、あるいは生態系・生物多様性の劣化を考える時のキーワードともいえる。ところが現場に足を踏み入れると、…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第11回 貿易が生態系と人びとの暮らしを脅かさない日~熱帯木材輸入を考える

2020年06月15日グローバルネット2020年6月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 新型コロナウイルスが世界を揺るがす事態をどう見るか、と聞かれた識者の多くが背景としてこう指摘する。「人間が地球の環境生態系を乱し、森林破壊をもたらした」「グローバリゼーション…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第10回 バブル経済もバブルの崩壊もない日~平成バブルの爪痕から考える

2020年04月15日グローバルネット2020年4月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 私たちの日々の暮らしと経済が手痛い打撃を受けている。新型コロナウイルス感染症が世界に急拡大し、各国が渡航・入国制限、外出制限、イベントや会合の中止・延期を命じたり要請したりし…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第9回 おいしい、楽しい町々が増える日~草分けの有機農家を再訪して考える

2020年02月17日グローバルネット2020年2月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 有機農業の草分け、埼玉県小川町の金子美登(よしのり)さん(71)と友子さん夫妻からの年賀状に、目を奪われた。昨年の春先の日照りでじゃがいもが大減収、長梅雨で大豆播きが遅れ、秋…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第8回 有害化学物質によるリスクが激減する日〜環境省VS経産省バトルから考える

2019年12月16日グローバルネット2019年12月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) ノニルフェノールは有名な化学物質だ。生体内に入った時、ホルモン作用をかく乱する「環境ホルモン」の一つ。2001年8月3日、新聞、テレビが「工業用洗剤の原料 環境ホルモンと断定…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第7回 ミツバチもトンボも、わんさかいる日〜田んぼから考える

2019年10月15日グローバルネット2019年10月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 黄金色に輝く田んぼの周りで、笑いさんざめく人びと――。9年前に宮城県大崎市田尻大貫で、NPO法人「田んぼ」が主催した「生きもの調査」を取材した時の光景が忘れられない。2010…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第6回 森と土が二酸化炭素を十分に吸う日~「生物圏」を健康に保つ道を考える

2019年08月16日グローバルネット2019年8月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 私たちが地球温暖化「防止」策を進めようとしていた1990年代、森は二酸化炭素(CO2)を吸収してくれる「頼みの綱」だった。温暖化はいまや「防止」どころか「抑止」も難しい状況と…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第4回 街が海の生物に開かれる日~驚きの「葛西臨海公園」から考える

2019年04月15日グローバルネット2019年4月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 駆け出しの新聞記者だったころ、江戸川区や東京都政を担当した。この10数年は主に環境分野を取材。西葛西という街に住んだこともある。葛西臨海公園にはよく足を運んだ。だがそのすごさ…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第3回 地元の「特別な時間」に遊ぶ旅~宮城県東松島市宮戸地区から考える

2019年02月19日グローバルネット2019年2月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうの ひろこ) 知床が世界自然遺産に登録された2005年、環境省が普及に力を入れ始めていたエコツアーへの関心はまだ低かった。一味違う自然体験をしたいと思う人は最近、多い。でもエコツアーはさほ…[くわしく]

拡大鏡~「持続可能」を求めて第2回 水辺で野生生物に会える日~カワウソから考える

2018年12月17日グローバルネット2018年12月号

ジャーナリスト 河野 博子(こうのひろこ) 「カワウソは今、ブームなんですよ」。日本のカワウソ研究の第一人者、安藤元一(もとかず)さん(元東京農業大学教授、ヤマザキ動物看護大学名誉教授)は、悲しそうな表情で話した。 絶滅…[くわしく]