『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第47回 漁業権放棄後も続く自由漁業のアナゴ漁―東京湾・横浜子安浜

2021年02月15日グローバルネット2021年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 横浜から東京へ向かう途中の京急子安駅を降り、東京湾に向かって歩いた。古い住宅街を抜けると、首都高速の高架を前にした運河の風景。そこは漁船や台船などの船だまりになっていた。5…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第46回 シジミ漁に漁業権 資源維持の切り札に―東京湾・羽田

2021年01月15日グローバルネット2021年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 日本の経済、政治の中心地である東京湾岸エリアは、産業と人口が集中した日本の心臓部といえる。同時に東京湾は経済成長に伴う水質汚染や埋め立て開発により、閉鎖性海域の多彩な生物相…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第45回 歴史ある港町の水産物を観光資源に―福井・三国町

2020年12月15日グローバルネット2020年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 福井県北部にある三国港(坂井市三国町)は、北前船の交易や九頭竜川の舟運で栄え、古くは三津七湊(さんしんしちそう)の一つ三国湊(みくにみなと)として知られる。早朝に港にある西…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第44回 冬の味覚の王様「越前がに」復活と資源保護ー福井・越前町

2020年11月16日グローバルネット2020年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の小浜から越前町に向かった。途中の敦賀では朝倉義景討伐の軍を進めた織田信長が撤退戦を強いられた金ヶ崎(かねがさき)城、「命のビザ」で救われたユダヤ人の上陸(1940年)…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第43回 鯖街道の歴史を現代につなぐサバ養殖―福井・小浜

2020年10月15日グローバルネット2020年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 福井県敦賀市から西へ若狭湾沿いの名勝、三方五湖を経て小浜市にやって来た。小浜はNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007~08年)の舞台となり、米国の前大統領と同じ読み…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第42回 干拓後に生き残ったカブトガニと漁業の今ー岡山・笠岡

2020年09月15日グローバルネット2020年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 「日本最古の海水浴場」かつ「日本の渚百選」である沙美(さみ)海水浴場(倉敷市)を過ぎて笠岡市に入る。沿岸から近い場所につぼ網(小型定置網)がいくつかあった。笠岡といえば絶滅…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第41回 北前船で栄えた港町 瀬戸の美味なタコが自慢 ―岡山・下津井

2020年08月18日グローバルネット2020年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前月号掲載の取材地、日生から西に向かった。目指すは倉敷市の南端にある港町の下津井。下津井瀬戸大橋(下津井と香川県坂出市櫃石島間、全長1,447m)とも呼ばれる瀬戸大橋の下を…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第40回 アマモ場再生した日生の海で育つ絶品カキー岡山・備前

2020年07月15日グローバルネット2020年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ)   岡山市から東へ走って兵庫県との境に近い備前市日生町にやって来た。ブランドカキの養殖とアマモ場再生など環境対策で知られている。訪れた4月中旬は新型コロナウイルス…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第39回 歴史と伝統を誇る海人のソデイカ漁―沖縄・糸満

2020年06月15日グローバルネット2020年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 午前5時に目を覚まして那覇市の宿を出ると、南へ十数㎞離れた糸満漁港を目指した。漁港に到着したものの、広い港は真っ暗。あちこち迷いながら、ようやく地方卸売市場に到着し、糸満漁…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第38回 モズクはきれいな海からの贈り物―沖縄 恩納村・うるま市 

2020年05月15日グローバルネット2020年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 「もずく酢」で親しまれているモズクは食物繊維「フコイダン」やカルシウムなどを豊富に含み、健康食品として根強い人気がある。海藻の一種であるモズクは日本の沿岸に広く分布するが、…[くわしく]