『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第83回 松前漬けを生んだ町の「歴史の資産」―北海道・松前町

2024年02月20日グローバルネット2024年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ)  前回サクラマスを取材した積丹(しゃこたん)半島から南へ向かった。海沿いの漁港や住宅は、厳しい冬に耐える堅ろうさを感じさせる。目指すは渡島(おしま)半島の先端にある松前。か…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第82回  森・川・海をつなぐサクラマスの神秘―北海道・積丹町

2024年01月18日グローバルネット2024年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 小樽から渡島半島を左回りで苫小牧まで取材した(連載5回)。過去2回の取材を合わせ北海道の沿岸を一周したことになる。最初の目的地は積丹半島にあるサクラマス・サンクチュアリーセ…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第81回 「ひむか本サバ」育てる不退転の情熱-宮崎県・延岡市

2023年12月28日グローバルネット2023年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 宮崎市から一気に北上して大分県と接する延岡市へ向かった。市中心部からさらに約20km、同市北浦町で養殖されている宮崎県ブランド「ひむか本サバ」を取材した。24年前に始まった…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第80回  観光の魅力はスポーツ・自然・食+神話 宮崎県・宮崎市

2023年11月15日グローバルネット2023年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 日南市から海沿いを北上し、宮崎市に入った。波状の岩でできた「鬼の洗濯板」に囲まれた小島、青島(周囲1.5㎞)近くのゲストハウスに投宿し、到着日と翌早朝、弥生橋を渡って青島へ…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第79回 マグロ豊漁の記憶を誇りに経営改革-宮崎県・日南市

2023年10月13日グローバルネット2023年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の鹿児島県・内之浦から志布志湾沿いを走り、宮崎県に入ると串間市、野生馬のいる都井岬を経て日南市に到着した。九州の小京都と呼ばれる飫肥(おび)やリアス海岸が美しい日南海岸…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第78回 多彩で豊かな魚捕る定置網漁を省力化ー鹿児島県・内之浦町 

2023年09月15日グローバルネット2023年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 大隅半島の南端にある佐多岬から東の内之浦を目指した。ロケット打ち上げ施設(内之浦宇宙空間観測所)で知られる肝付(きもつき)町まで海岸線は50km以上も続き、途中から国道44…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第77回 カンパチ育てる情熱と錦江湾の自然-鹿児島県・垂水市(錦江湾)

2023年08月15日グローバルネット2023年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 宮崎市から都城市を経由し、鹿児島県福山町に着くと黒酢の壺畑を眺めた。目の前には桜島と錦江湾(鹿児島湾)。翌日から鹿児島県大隅半島、宮崎県と沿岸を訪ねた(連載5回)。初回は錦…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第76回 産卵場は人工河川、天然遡上のアユが急増 ~和歌山県・紀の川市

2023年07月14日グローバルネット2023年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 和歌山県は豊かな森に恵まれ、そこから清らかで豊富な水が流れ出て海に注ぐ。県南端から紀伊水道沿いを北上すると、古座川、日置(ひき)川、日高川、有田川などアユが遡上する多くの川…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第75回 タチウオ漁を糸口に紀州の独創性知るー和歌山県・有田市/湯浅町

2023年06月15日グローバルネット2023年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の田辺市から紀伊水道沿いを北上し、有田川河口に近い有田箕島漁業協同組合に向かった。漁協のホームページの動画で紹介された「たっちょ」と呼ぶタチウオの漁やそれを市場で商う光…[くわしく]

日本の沿岸を歩くー海幸と人と環境と第74回 天神崎ナショナルトラストと熊楠の足跡ー和歌山県・田辺市

2023年05月15日グローバルネット2023年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 大切にしている新聞スクラップの中に「天神崎の自然を大切にする会(以下、「大切にする会」)」専務理事、外山(とやま)八郎さんの記事(1991年9月27日付、朝日新聞「ひと」)…[くわしく]