特集/シンポジウム報告 Refillサミット2024 in 広島 リフィルを広げて地球も地域もサステナブル<活動報告>
2024年03月22日グローバルネット2024年3月号
Refill福井・嶺南
松田 和之(まつだ かずゆき)さん
Refillひろしま
安藤 志保(あんどう しほ)さん
Refill福井・嶺南
Refill福井・嶺南は、福井県敦賀を中心とした嶺南地方で活動しています。旅行会社の職員・経営者、市役所や観光協会の職員という観光関連に従事する者ばかりで、2023年3月に立ち上げました。
2024年3月16日に北陸新幹線の金沢―敦賀間が開業し、東京から直接福井に観光客が来るきっかけが増えることから、サステナブルなツーリズムを推進しています。また、「日本を代表し、世界に誇り得るサイクリングルート」を認定する制度「ナショナルサイクルルート」にも取り組んでおり、給水スポットも必要となります。
活動開始以来、給水スポットを、51ヵ所も登録することができ、少しずつ福井県民に活動を知ってもらうことができ、福井県の北部でも一緒に活動する仲間に出会うことができたことが大きな成果です。
今後は、活動範囲を県内全域に広げ、名称もRefill福井に変えて活動していく予定です。
Refillひろしま
Refillひろしまは、広島県三原市にある環境NGO「かんきょう会議浮城」が事務局を担っています。2022年6月に活動を始め、現在のリフィルスポットは計49件です。
サイクリストの聖地として、しまなみ海道をはじめ自転車に乗る方がたくさん来県し、自転車と給水スポットというのはとても相性がいいと思っています。また、1945年8月の原爆投下により、水を求めながら多くの方が亡くなった地でもあるので、水を必要とする人が必要なときに水分補給ができる街にしたいと活動しています。
立ち上げ以来、有機農家の収穫祭でのパネル展示などの活動によって「リフィル」に共感する人の輪が広がり、地域にプラスの変化を与えています。