11/27(金)開催連続セミナー森林減少と地球温暖化・生物多様性:第2回「スマトラの熱帯林―世界危機遺産ルーセル生態系の保全と課題」

2020年11月13日イベント

パーム油、紙、木材、バイオマスエネルギー源など、様々なモノのサプライチェーンを通じ、私たちの生活は熱帯林とつながり、熱帯林の減少とも関わっています。そして、今年2020年はSDGs15.2にある森林減少ゼロの目標年ですが、既にその達成は不可能と言われています。

この連続セミナーでは、生物多様性の宝庫であり、炭素の巨大な蓄積地でもある東南アジアの熱帯林、特にインドネシアのスマトラ島にフォーカスし、森林減少と地球温暖化・生物多様性について、現地で活動するNGOや専門家に最新情報と保全への課題についてお話いただきます。

真に持続可能な社会に向けて、熱帯林の産物を消費する私たちの側から何ができるか、4回のセミナーを通じて考えて行きます。ぜひご参加ください。

第2回:スマトラの熱帯林―世界危機遺産ルーセル生態系の保全と課題

インドネシア・スマトラ島北部にあるルーセル生態系は、トラ、ゾウ、サイ、オランウータンが生息する最後の熱帯林として世界遺産に指定されています。膨大な炭素を擁する泥炭地も含むこのホットスポットはしかし、現在も違法な伐採・植林・農園開発に直面しています。この地域で生産されたパーム油の一部は、日本に輸入されている可能性が高く、私たちの消費生活もルーセル生態系と無縁ではありません。

連続セミナー第2回目は、冒頭に日本におけるパーム油等の持続可能な調達に取組み、今年初めにルーセル生態系を訪問したレインフォレスト・アクション・ネットワークの関本幸さんに、日本との関わりについて情報提供いただきます。

インドネシアよりご登壇いただく講師のFarwiza Farhanさんは、ルーセル生態系を守るため2012年にNGO HAkAを設立、違法なプランテーション開発に勝訴し、地域コミュニティと協力しながら長期的な熱帯林の保全と回復に取り組んでいます。ルーセル生態系の重要性、その保全活動と課題についてお話いただきます。

日時   2020年11月27日(金)19:00~21:00

プログラム(敬称略)

1)情報提供:関本幸(レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部)

2)講演:Farwiza Farhan(HAkA:Forest,Nature and Environment of Aceh)

3)質疑応答

講演は同時通訳、質疑は逐次通訳で行います。

開催方法 オンライン会議システムzoom

お申込み

フォームよりお申込みください。フォームにアクセスできない場合は、以下の情報をevent(a)gef.or.jp((a)を@に置き換える)までお送りください。お申込みいただいた方に、前日までにメールにてzoom参加用のリンク等をお送りします。

①お名前(ふりがな)②メールアドレス、③所属団体・組織名、④部署名等、⑤セミナーに関するご意見・ご質問・ご要望等(あれば)

参加費 無料

主催 地球・人間環境フォーラム          

協力 プランテーション・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、ウータン・森と生活を考える会、気候ネットワーク

お問合せ 地球・人間環境フォーラム (担当:飯沼)

E-mail:event(a)gef.or.jp ((a)を@に置き換える)

*このセミナーは、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」の助成を受けて実施します。

発表資料

ルーセル・エコシステム」地上に残された貴重な森〜日本との関わり〜 20201127_Sekimoto [2MB]