シンポジウム「海外農地投資(ランドラッシュ)の現状とバイオマスの持続可能な利用~日本は今後、どう対応すべきか~」
近年、ランドラッシュあるいはランドグラビングと呼ばれる海外土地投資の問題が、世界的に大きくクローズアップされています。このランドラッシュの2割程度は、バイオ燃料作物を対象としていると言われています。この現状を把握し、世界の持続可能な農林業の発展に資する形で(日本の)バイオマス利用を推進するには、どのような点に注意して対応すべきかについて議論し、今後の日本の関わりをより持続可能性なものにする一助とすることを目的に、シンポジウムを開催いました。
基調講演には、FIAN(FoodFirst Information and Action Network)というドイツにある食糧問題と人権について活動を行っている団体よりスピーカーを呼びました。
- 講演録ダウンロード(PDF 5.0MB)
講演録のほかに資料集として以下もご覧いただけます。
1.岐路に立つ農業 (要旨抄訳)
2.国連食糧安全保障委員会 食料安全保障と栄養に関するハイレベル専門家パネル
土地に対する権利と国際農業投資 報告書(2011 年7 月)
3.バイオ燃料をめぐる問題と「食料への権利」論 (京都大学大学院経済学研究科 久野秀二)
- 講演録印刷版の頒布について
講演録印刷版を、頒布いたします。送料込で600円です。ご希望の方は、以下までお申し込みください。
・E-mail: tomachan2007@yahoo.co.jp もしくは、
・電話/FAX:047-389-1552
詳しくは、こちらのBINのサイトをご覧ください。
●日 時
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2012年1月18日(水) 13:30~17:00 |
●場 所
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国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟102 住所:東京都渋谷区代々木神園町3-1 最寄り駅:◇小田急線参宮橋駅より徒歩7分◇千代田線代々木講演駅より徒歩12分 |
●参加費
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一般 1000円/ 主催団体会員 無料 |
プログラム・講演資料(PDF 15.7MB) | |
イントロダクション「海外農地投資(ランドラッシュ)の現状と バイオマスの持続可能な利用~日本は今後、どう対応すべきか~」 泊みゆき( バイオマス産業社会ネットワ―ク理事長) |
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◆基調講演「海外農地投資の現状と持続可能な農林業の発展のため国際社会がなすべきこと」 ソフィア・モンサルベ・スアレス氏(Ms. Sofia Monsalve Suarez) FIAN(FoodFirst Information and Action Network)インターナショナル プログラム・コーディネーター |
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◆ 「農林業における持続可能性と現在進行する大規模土地集積の問題点」 池上甲一氏(近畿大学農学部教授) |
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◆「日本企業が関わるフィリピンのエタノール生産事業事例の紹介」 波多江秀枝氏(国際関係NGO FoE Japan委託研究員) ドミエ・ヤダオ氏(カガヤン・バレー地方農民連合 地方評議会メンバー) (逐次通訳:波多江秀枝) |
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◆パネルディスカッション | |
「海外農地投資(ランドラッシュ)の現状とバイオマスの持続可能な利用~日本は今後、どう対応すべきか~」 パネリスト: ソフィア・モンサルベ・スアレス氏 池上甲一氏 外務省経済局経済安全保障課課長補佐 岩間哲士氏 経産省資源エネルギー庁資源・燃料部政策課課長補佐 渡辺信彦氏 国際環境NGO FoE Japan理事 満田夏花 司会:NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長 泊みゆき |
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※プログラムの内容は予告なく変更されることがあります。ご了承ください。 |
●主 催:NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク/国際環境NGO FoE Japan/
地球・人間環境フォーラム
●問い合わせ先
・NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)(担当:泊)
Tel:047-389-1552 Fax:047-389-1552
E-mail: mail@npobin.net
URL: http://www.npobin.net
・地球・人間環境フォーラム(担当:根津・飯沼)
※本事業は、三井物産環境基金の助成を受けて実施します。
作成日:2017年04月07日 14時54分
更新日:2017年04月12日 11時06分