西アフリカでの砂漠化対処
当フォーラムでは、2004年度から西アフリカにおいて砂漠化対処プロジェクトを実施してきました。
近隣間での在来技術の移転
2004年度から2007年度にかけてブルキナファソ(西アフリカ)において、日本のNGO「緑のサヘル」とともに近隣地域で使用されている在来技術で、砂漠化対処にもつながる技術を住民自身が選び、自らの地域に移転する活動への外部者関与のあり方を検討するプロジェクトを実施しました(環境省「砂漠化防止対策技術の移転手法等検討調査委託業務」)。
プロジェクトで作成したパンフレットはこちら(環境省Webサイトへリンク)
水食(水による土壌侵食)の広域調査
2008年度から2009年度にかけては、アフリカ全体の水食の傾向について衛星等のデータを用いて分析しました。特に悪化傾向にある地域を訪問し、水食の要因や対策、日本に求められる貢献などを調査しました(調査地域:モロッコ王国、エチオピア連邦民主共和国、ブルキナファソ)(環境省「砂漠化対処条約に係る活動支援等委託業務」)。
在来の技術と資源による水食対策
2010年度から2011年度にかけて西アフリカのブルキナファソ及びニジェール共和国において、在来の技術である“ディゲット”(等高線に沿って石を並べ、水の流れを弱める技術)と在来の資源であるイネ科の植物“アンドロポゴン”を組み合わせた水食対策技術の試行を行いました(環境省「砂漠化対処技術の普及方策等検討委託業務」)。
2004年度から2011年度にかけてのアフリカでの環境省や日本の機関の砂漠化対処の取り組みに関するパンフレットはこちら(環境省Webサイト)
TICADでのイベント開催
TICADⅤ(第5回アフリカ開発会議@横浜)でサイドイベントを開催し、アフリカでの環境省プロジェクトなどで得られた知見を報告しました(環境省事業)。
作成日:2016年06月13日 14時56分
更新日:2017年01月18日 14時34分