188の環境保護団体が「使い捨て製品」の廃止を求める~GEFも賛同

2021年02月19日お知らせ

本日2月19日、地球・人間環境フォーラムは、使い捨て製品が自然環境、野生生物、人々の健康、脆弱な地域社会に与えている甚大な影響についてまとめたポジションペーパー『使い捨てからシステムチェンジへ(From Single Use to Systems Change)』に賛同を表明しました(注1)。

本ポジションペーパーは、CanopyBreak Free From PlasticDogwood Allianceなどの団体が中心になってまとめたもので、2021年2月22-23日に開催される第5回国連環境総会(UNEA-5)での「Strengthening Actions for Nature(自然のための行動強化)」の議論に先立って、17日に発表されました。これまでに世界188の環境保護団体が賛同を表明し、環境汚染をもたらす使い捨て製品生産を支えるシステムを変えるよう、各国政府に呼びかけています。容器包装やカトラリー、カップなどの使い捨て製品は、人類が毎年生み出す20億トンの廃棄物の主な原因になっており、この量は2050年までに70%増加すると予測されています(注2)。

当フォーラムでは、リユース食器の推進やフェアウッドなど世界の森林保全に関するプロジェクトを従来から実施しており、今回のペーパーへの賛同についても、これらの活動と連動するものです。

(注1)https://canopyplanet.org/single-use-to-systems-change/
(注2)https://sensoneo.com/sensoneo-global-waste-index-2019/