沙漠化条約第1回締約国会議でオブザーバー参加を認められたブルキナファソの団体の概要
(宮田 春夫 氏作成)
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啓蒙 |
批判 |
調査研究 ・情報提供 |
実践 |
資金提供 |
技術 協力 |
連絡・調整 |
団体の概要 |
主な活動 |
Amicale des Forestières du Burkina
Faso* |
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(ブルキナファソにおいて森林管理に関わる者の協議団体かと思われる。) |
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Association des Volontaires pour le
Développement (A.V.D.) |
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1973年の大干ばつを機に農民自らの行動を呼びかけた運動に起源を持つ団体。 |
・ため池・井戸の建設 ・植樹、土壌侵食対策 ・医療・教育・女性センター活動 ・青少年育成活動 ・沙漠化関係会議への参加 |
Association Internationale Six
"S" (Association Internationale dite “Se
Servir de la Saison Seche en Savane et au Sahel) |
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ジュネーブに本部を置き、ブルキナファソ北部のワイグーヤに現地事務所を置く、自助努力による農村改革・強化の団体。 |
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Association Nationale d'Action
Rurale (ANAR)* |
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(農村の改革・自助努力運動の全国団体と思われる。) |
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Association pour la Protection de la
Nature (A.P.N. Sahel)* |
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(土壌の劣化・侵食、植生の衰退等を防止する対策をとろうとする団体と思われる。) |
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Association pour le Développement des Techniques Agroécologiques (ADTAE)* |
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(有機農法等、自然を壊さず、自然を行かした農業を促進・実践しようとする団体と思われる。) |
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Association Sahel Nature* |
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(土壌の劣化・侵食、植生の衰退等を防止する対策をとろうとする団体と思われる。) |
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Fondation des Amis de la Nature
(NATURAMA) |
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生態学者、農学者、農民団体、経済関係者、哲学者等により1990年に結成された国際自然保護連合加盟団体。 |
・国立公園管理と住民生活の調整事業 ・青少年・研究者啓蒙雑誌の刊行 ・自然資源問題におけるNGOの役割の研究 ・野鳥図鑑編集 ・緑陰樹植栽、学校における自然保護教育の推進 |
Institut Africain pour le Développement Economique et Social
(INADES-Formation) |
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もともとは農村において教材開発、児童育成等を通じて生産性・生活向上等を行う団体。 |
・住民による土壌侵食対策 ・農民団体の育成・強化 ・開発への女性の参加の促進 ・村議会への立候補等、市民の政治的権利、経済への参加の促進 ・住民団体の強化 ・組織・体制整備 |
Promo-Femmes/Développement Sport |
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元々はスポーツ女性連合であったものが、1990年から幅広い開発運動に関わるようになったもの。ボランティア活動、国際女性連盟、アフリカ環境NGO連合、対女性暴力アフリカ連合等に加入。 |
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Sahel Solidarité |
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1973年の大干ばつの際に、様々な宗教団体が協力して住民を救済するために設立。その後、様々な社会・経済分野に活動領域を拡大。外国の援助機関とも連携。 |
・救済:食糧、医薬品、衣類の配布 ・社会・経済活動:井戸堀、ため池建設、野菜作り、穀物銀行、農村薬局、学校、診療所、産院、識字塾、母子保健、育苗、植樹、土壌保全・復旧等 |
Sahel Vert* |
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Save the Children** |
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英国に本部を置く、戦争、自然災害等の際に子供のための救済活動を行うとともに、長期的に栄養改善等の活動を行う団体。ブルキナファソにおける活動は、1973年の大干ばつの翌年の1974年のサヘル栄養センター開設以来。 |
・プライマリー・ヘルス・ケア ・ポンプの修繕技術者の養成等 |
Secrétariat Permanent des
Organisations Non Gouvernementales (SPONG) |
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1975年に設立され、NGOの間の調整、活動の促進、NGOの能力の強化等を目的とする。現在では、UNDPのGEF小規模無償資金協力等担当官と事務所を共用。 |
・技術、組織管理運営等の研修会の開催 ・関連情報の加盟団体への提供 ・関係政府機関との協力によるプロジェクト・プログラムの実現 ・NGO向け資金プログラムの調整への参加 |
West and Central African Soil
Science Association* |
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農業、とりわけ土壌学の分野の研究機関・研究者の連絡・協議機関 |
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* ブルキナファソNGO連合(Secrétariat Permanent des
Organisations Non Gouvernementales: SONG)に加盟していないために詳細情報がなく、活動内容等は団体名等から類推。但し、West and Central African Soil Science
Associationについては、筆者が1996年秋にその事務局長と面会した際の情報による。
** ブルキナファソで活動しているSave the
Childrenには、1974年以来活動している英国のものと正式には1991年にこの国での活動を開始したオランダのものとがあるが、ここでは英のもの(Save the Children Fund: SCF-UK)について記述。
平成10年度 砂漠化防止対策推進支援調査業務報告書より(実際は平成9年にまとめられたものです)