1998年のロシア極東部で発生した森林火災は、被害面積約200万haに及び、ハバロフスク地方とサハリン州の森林に大きな打撃を与えた。調査によると、この同年の火災により3,000万tもの二酸化炭素が大気中に放出され、90万haに及ぶ森林が炭素固定能力を完全に失った。こうした森林はなぜ発生したのだろうか。なぜ、ここまで被害が広がったのだろうか。
同報告書では、地球の友ジャパンが長年の同地での保全活動を踏まえ、日本にとって最大の丸太供給地である同地の森林の現状について、また同地域の森林保護地区について報告したSaving Russia's Far Eastern Taiga - Deforestaton, Protected Areas, and Forests 'Hotspots'のPartTである。
目次を見る 「極東ロシアのタイガを守る〜森林保護区の現状」をPDFでダウンロードする(158KB/Acrobat Readerが必要です) PartII(各保護地域ごとの分析)については英文のレポートを読むことができます。 |
↑エゾマツの森をなぎ倒し、商品価値のある木だけヘリコプターでつり上げ、沖で待つ船に運ぶ。(サハリン) | |
|