持続可能な原材料調達

日本は、世界有数の資源消費国であり、多くの資源をさまざまな形で発展途上国から輸入しています。本来、原材料の調達にあたっては、日本国内だけでなく国外生産地における環境・社会配慮も欠かせないはずですが、複雑なサプライチェーンや情報の不足から、国外生産地におけるこうした問題は必ずしも消費国で認識されていないのが実情です。私たち消費者がより安いものを求め、企業がそれを提供することに注力すればするほど、原材料生産にあたって必要な環境社会配慮の費用が支払われず、そのツケを払うのは、環境問題や社会問題で被害を受ける現地の人びとということになりかねません。

企業の社会的責任が問われる今こそ、集積された過去の事例に学び、国として、企業として、原材料調達の問題に戦略的に取り組むことが重要です。

こうした問題認識に基づき、地球・人間環境フォーラムは「発展途上地域における原材料調達のグリーン化支援」に関する政策提言を行いましたが、これは2004年度の「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム(環境省主催)」において優秀提言にも選ばれました。

2009年からは持続可能なバイオマス利用に向けての調査研究・意識啓発事業を行い、持続可能なバイオマス資源に関する委員会を設置し、議論を進め、政策提言を行ってきました。

当フォーラムでは、今後も、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)、国の資源戦略、貿易と環境をめぐる議論の中で、関係者に対し提言活動を行っていきます。

過去のセミナー・シンポジウム資料

2011年2月24日 第3回持続可能なパーム油のためのシンポジウム「生物多様性と企業の役割~認証パーム油の動向」 
2009年6月3日 緊急報告:危機に立つ生物多様性  「天国に一番近い島」で今何が? ニューカレドニア・ニッケル開発事業を事例に
2009年3月5日 シンポジウム「バイオ燃料と土地利用~持続可能性の視点から~」
2009年2月17日 第2回持続可能なパーム油のためのシンポジウム「生物多様性と企業の役割~パーム油の現場から~」
2008年10月9日 シンポジウム「わたしたちの手で創る水産資源の未来 ~MSC漁業認証の役割」配布資料
2008年9月3日
セミナー「信頼できる紙の選択~森林認証の役割と意義」配布資料
2008年5月21日 G8環境大臣会合に向けた国際市民フォーラム 「バイオ燃料・森林減少防止は気候変動対策となるか?」
2008年3月12日 セミナー「資源開発とCSR~環境社会影響とその対策」開催報告
2008年1月31日 ミニセミナー「生物多様性と企業」
2007年10月10日 第1回持続可能なパーム油のための企業フォーラムと公開シンポジウム 「パーム油とCSR」開催報告
2007年10月5日 セミナー「資源開発と先住民族、そしてCSR」開催報告
2006年5~12月 「持続可能な原材料調達  連続セミナー」(全5回)

その他の資料

バイオ燃料の持続可能性に関する調査報告書(2009年6月)
バイオ燃料の持続可能性に関する共同提言 (改定版)を公表(2009年3月5日)
グリーン購入法「基本方針」見直しにコメント提出 「古紙利用率を下げることは不適切。植林にも環境影響評価を」
インドネシア 泥炭地破壊で世界第3 位のCO2 排出国に ~木材・パームオイル需要と地域経済開発が元凶~(PDFファイル)
「発展途上地域における原材料調達グリーン化支援事業 」の報告書

作成日:2017年02月01日 11時58分
更新日:2017年02月22日 16時11分